鼻孔縁下降術
(ビコウエンカコウジュツ)

Nostril Edge Lowering

鼻の穴(鼻孔)の縁を下方向に下げ、正面から鼻の穴が見えにくくする手術。鼻孔縁形成術とも呼ばれ、軟骨や皮膚を移植して縁を延長する。

鼻孔縁下降術とは

鼻孔縁下降術(びこうえんかこうじゅつ)は、鼻の穴の縁(鼻孔縁)の位置を下方向に下げ、正面から鼻の穴が見えにくくする手術です。鼻孔縁形成術や鼻孔縁延長とも呼ばれ、移植組織で縁を下方に延長する繊細な術式です。

正面から鼻の穴が大きく見える、いわゆる「鼻孔の正面露出」は、鼻先形成や鼻翼の形だけでは解決しないことが多く、鼻孔縁の位置自体を下げる必要があります。鼻中隔延長との併用で、より自然な鼻の縦バランスを作ることができます。

作用機序

鼻孔縁下降術では、耳介軟骨や真皮を採取し、鼻孔縁の内側に挿入・縫合固定します。これにより鼻孔縁の位置が下方向に延長され、正面からの鼻孔の見え方が変化します。

軟骨移植による物理的な延長のため、術後の形状変化は比較的安定しますが、移植組織には吸収・変形・露出のリスクが伴います。鼻孔縁の皮膚は薄く血流が限定されるため、無理な延長はトラブルにつながる可能性があります。

期待される効果

  • 正面からの鼻孔露出の軽減
  • 鼻先〜小鼻のバランス改善
  • 鼻の縦方向の長さ調整
  • 横顔の鼻翼下点の位置改善
  • 鼻中隔延長との相乗効果
  • 豚鼻・上向き鼻の印象改善

術式・施術の選択肢

  • 耳介軟骨移植:自家組織/吸収率は中程度/一般的な選択肢
  • 真皮移植:耳後部や鼠径部から採取/軟骨より柔らかな仕上がり
  • 鼻孔縁下降+鼻中隔延長:鼻先の方向と鼻孔縁を同時改善

施術の流れ

リスク・副作用・ダウンタイム

  • 腫れ・内出血(1〜2週間)
  • 移植軟骨の吸収・変形
  • 軟骨の露出
  • 鼻孔狭窄・通気障害
  • 左右差・デザインの不一致
  • 感染・ケロイド

鼻翼縮小との違い

鼻の印象を改善する手術は、目的によって選択する術式が異なります。

  • 鼻孔縁下降術:鼻孔縁を下げる/正面からの鼻穴露出を軽減
  • 鼻翼縮小:小鼻の横幅を縮める/鼻の横方向の印象を変える

両者は補完関係にあり、鼻孔の見え方を総合的に改善したい場合は併用されることもあります。

こんな方に向いている施術

  • 正面から鼻の穴が大きく見えることが気になる方
  • 鼻先と鼻孔のバランスに違和感がある方
  • 鼻中隔延長と組み合わせて鼻全体を整えたい方
  • 豚鼻・上向き鼻の印象を改善したい方
  • 横顔の鼻翼下点の位置を調整したい方

ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。

経験豊富な医師に相談を

鼻孔縁下降術は、鼻孔縁という薄く繊細な部位に軟骨を移植する高度な術式です。移植量や位置の微妙な調整が結果に大きく影響するため、鼻整形の症例数が豊富な形成外科専門医のもとで、自分の鼻の形・希望するデザイン・移植組織の選定・修正可能性まで含めて十分にカウンセリングを受けることが、自然で満足のいく結果につながります。

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