小鼻縮小術
(コバナシュクショウジュツ)
Alar Base Reduction
小鼻(鼻翼/びよく)の幅や張り出しを縮小する手術。鼻の下部の存在感を軽くしたい、団子鼻と組み合わせて鼻全体を細くしたい場合に行われる。内側法・外側法・フラップ法など複数の術式から状態に応じて選択する。
小鼻縮小術とは
小鼻縮小術(鼻翼縮小術)は、小鼻(鼻翼/びよく)の幅や張り出しを縮小する形成外科手術です。「小鼻が大きい」「鼻が横に広がっている」「正面から鼻孔がよく見える」といった悩みに対応する手術で、鼻全体のバランスを整える目的で行われます。
鼻尖形成術と組み合わせて行うことで、鼻全体を細くシャープに見せることができ、鼻プロテーゼとのトリプル組み合わせで鼻全体を総合的にデザインするケースも多くあります。
主な術式
- 内側法:鼻孔の内側(粘膜側)を切除/傷跡が外に出ない/変化マイルド
- 外側法:小鼻の外側を切除/変化大/傷跡は鼻のシワに沿う
- 内側+外側併用法:両方を組み合わせて大きな変化
- フラップ法:皮膚を切除せず移動/後戻り少/高度な技術が必要
「鼻孔の大きさを変えたい」場合と「小鼻の張り出しを減らしたい」場合で適応が異なるため、希望の仕上がりに応じた術式選択が重要です。
作用機序
小鼻縮小術では、小鼻の余剰な皮膚と粘膜の一部を切除し、縫合することで小鼻の幅と張り出しを縮小します。皮膚側を切除する外側法では、自然なシワの線に沿って切開するため、傷跡は時間とともに目立たなくなります。
切除量を最小限にしすぎると変化が出ず、切除しすぎると鼻孔が小さくなりすぎたり、不自然な形になったりするため、医師の経験と判断が結果を大きく左右します。
期待される効果
- 小鼻の幅縮小
- 横の張り出し改善
- 鼻孔の形を整える
- 鼻全体の細い印象
- 正面から見た鼻孔の露出を減らす
- 団子鼻改善との相乗効果
他の鼻手術との組み合わせ
鼻全体のデザインを希望する場合、これらを組み合わせる「鼻トータル形成」が選ばれることが多くあります。
施術の流れ
リスク・副作用・ダウンタイム
- 腫れ・内出血:1〜2週間で大きな腫れは引く/完成は3〜6ヶ月後
- 左右差:切除量の微妙な違いから発生する場合
- 傷跡の目立ち:外側法では小鼻の脇に傷/3〜6ヶ月で目立たなくなる
- 後戻り:稀に小鼻が再び広がる
- 鼻孔の不自然な変形:切除しすぎや術式選択ミスで発生
- 感染:稀/粘膜部位の不潔操作で発生する可能性
- ケロイド・肥厚性瘢痕:体質による/日本人では稀
- 修正困難:切除した皮膚は戻せない
費用相場
- 内側法:20万〜35万円
- 外側法:25万〜40万円
- 内側+外側併用:30万〜45万円
- フラップ法:30万〜50万円
- 修正手術:30万〜60万円
小鼻縮小術が向いている人・向いていない人
向いている人:小鼻の張り出しが気になる/正面から鼻孔がよく見える/鼻全体の幅を細くしたい/団子鼻改善と組み合わせて総合的にデザインしたい/2週間程度のダウンタイムを取れる
向いていない人:もともと小鼻が小さい/妊娠中・授乳中/ケロイド体質/重度の喫煙者(治癒不良)/傷跡への不安が強い/不可逆的変化への理解が不十分
小鼻縮小術は変化が比較的マイルドな反面、術式選択と切除量の判断で結果が大きく異なります。鼻形成手術の経験豊富な美容外科専門医・形成外科専門医のもとで、自分の鼻翼の状態・希望する変化量・術式の選択肢・傷跡の予測について十分にカウンセリングを受け、納得した上で施術を受けることが、満足のいく結果につながります。