ミントリフト
(ミントリフト)
MINT Lift
米国FDA・韓国KFDA・日本厚労省すべて承認の溶ける糸を使用した糸リフト製剤。PDO(ポリジオキサノン)の双方向トゲでリフトアップ効果を実現し、6〜12ヶ月かけて吸収される。
ミントリフトとは
ミントリフト(MINT Lift)は、米国HansBiomed社が開発した溶ける糸を使った糸リフト製剤です。「MINT」はMinimally Invasive Nonsurgical Thread(最小侵襲・非外科的糸)の略称で、外科手術を伴わずに顔のリフトアップを目指す施術として広まっています。
米国FDA、韓国KFDA、日本厚労省のすべてで認可を取得しており、糸リフト製剤の中で最も高い認可ステータスを持つ製剤のひとつです。糸リフトの中でも安全性・実績の面で評価が高く、多くの美容クリニックで採用されています。
作用機序
ミントリフトは、PDO(ポリジオキサノン)と呼ばれる吸収性ポリマーで作られた糸に、双方向のトゲ(コグ)が刻まれた構造を持ちます。糸を皮下に挿入し、トゲが皮下組織に引っかかることで、たるんだ組織を物理的に引き上げます。
糸は約6〜12ヶ月かけて体内に吸収されますが、その過程で周辺組織にコラーゲン産生が促進されます。糸自体の物理的なリフトアップ効果と、コラーゲン生成による肌のハリ・引き締め効果のダブル作用が、長期持続の理由です。
期待される効果
- フェイスラインのリフトアップ
- 頬・あご下のたるみ改善
- ほうれい線・マリオネットラインの軽減
- 首のたるみ改善
- 肌のハリ・引き締め効果(コラーゲン生成による)
糸を入れた直後から物理的なリフトアップ効果を実感でき、その後コラーゲンが生成される3ヶ月程度かけて肌のハリも向上します。
他の糸リフト製剤との違い
- ミントリフト:PDO双方向トゲ/米国FDA認可/持続12〜18ヶ月
- シルエットソフト:PLA素材/コーン構造/持続18〜24ヶ月
- テスリフト:PCL素材/メッシュ構造/持続24ヶ月以上
- VOVリフト:PDO/韓国製/コストパフォーマンス重視
- N-COG(コグ糸):シンプルなトゲ付きPDO/コストが安い
素材(PDO/PLA/PCL)と構造(トゲ/コーン/メッシュ)で持続期間と効果に違いがあります。ミントリフトはFDA認可とコストのバランスで選ばれることが多い製剤です。
リスク・副作用・ダウンタイム
- 腫れ・内出血:1〜2週間程度
- 痛み・違和感:当日〜数週間続くケース
- 糸の露出:稀に皮膚から糸が見えてくる症例
- ひきつれ・左右差:糸の入れ方により発生
- 感染:稀に発生
- 口を開けにくい:施術直後の一時的な感覚
- 表情の不自然さ:施術後数週間に出る可能性
糸リフトは医師の技術差が顕著な施術のひとつです。経験豊富な医師による適切な糸の入れ方が、安全性と仕上がりに直結します。
費用相場と本数の目安
- 1本あたり:2〜5万円
- 顔全体(4〜6本):8〜30万円
- 顔+首(6〜10本):15〜50万円
たるみの程度により本数は変動します。一般的には左右で各2〜4本から始めて、効果不足ならメンテナンス時に追加するのが標準的です。
ミントリフトが向いている人・向いていない人
向いている人:軽度〜中等度のたるみ/メスを使わずリフトアップを希望/FDA認可の安全性を重視/ハイフ等で物足りない
向いていない人:強度のたるみ(外科リフトが適応)/妊娠中・授乳中/施術部位に活動性の感染がある/重度のアレルギー体質/皮膚が薄すぎて糸が透ける可能性
糸リフトは「外科手術」と「ハイフなどの非侵襲治療」の中間に位置する選択肢です。自分のたるみの程度・希望する持続性と、ダウンタイムを許容できるかをカウンセリングで医師と相談してください。