マリオネットライン
(マリオネットライン)

Marionette Line

マリオネットラインとは、口角から顎にかけて縦に伸びるシワやくぼみのことです。腹話術の人形の口元に似ていることが名前の由来とされます。加齢による皮膚のたるみや脂肪・骨の変化が関係し、美容医療では注入治療やリフト施術などで改善が目指されます。

マリオネットラインとは

マリオネットラインとは、口角から顎にかけて縦方向に伸びるシワやくぼみのことを指します。腹話術で使われる人形(マリオネット)の口元に似た溝に見えることから、この名前で呼ばれています。主な原因は、加齢にともなう皮膚のコラーゲンの減少や、頬の脂肪の下垂、口周りの筋肉や骨格の変化と考えられています。溝が深くなると口元が下がって見えやすく、疲れた印象や老けた印象につながることもあります。美容医療では、注入治療やリフト施術など複数のアプローチで改善が目指されます。

期待される効果

  • 口角から顎に伸びる縦溝が目立ちにくくなることが期待されます
  • 口元周辺のハリ感やふっくらとした印象づくりが期待されます
  • 下がりがちな口角の印象が和らぐことが期待されます
  • フェイスラインの引き締まった印象につながることが期待されます
  • 全体として若々しく明るい表情の印象づくりに役立つ場合があります(効果には個人差があります)

施術の流れ

まずはカウンセリングで、溝の深さや肌の状態、たるみの程度を確認し、適した施術方法を相談します。注入治療の場合は、洗顔後に施術部位を消毒し、必要に応じて麻酔クリームなどを使用します。続いて細い針やカニューレで、口角下や溝に沿ってヒアルロン酸などを少量ずつ注入し、形を整えていきます。施術自体は10〜20分程度で終わることが多く、左右のバランスを確認しながら進められます。糸リフトの場合は、頬から口元のたるみを引き上げるように糸を挿入します。施術後は経過観察のうえ、注意事項の説明を受けて終了となります。

施術後のケアと効果実感の目安

施術直後は、注入部位に軽い腫れや赤みが出ることがあります。当日は強くこすったり、長時間の入浴・激しい運動・飲酒を控えると、内出血や腫れを抑えやすいとされています。効果実感には個人差がありますが、おおよその目安は次のとおりです。

  • 施術直後〜数日:腫れや内出血が落ち着くまでの期間
  • 1〜2週間後:注入したヒアルロン酸がなじみ、形が安定してくる時期
  • 数カ月後:効果が緩やかに落ち着き、メンテナンスを検討する時期

効果は永続的なものではないため、状態を見ながら定期的なメンテナンスを行うことで、印象を保ちやすくなると考えられています。次回の施術時期については、医師と相談しながら決めていくとよいでしょう。

リスク・副作用

  • 注入部位の腫れ、赤み、痛みが生じることがあります
  • 針を刺した部位に内出血があらわれることがあります
  • 左右差や、思ったような仕上がりにならない場合があります
  • 注入物によるしこりや、皮膚表面の凹凸が生じることがあります
  • まれに血管内への注入による血流障害や、皮膚トラブルが起こる可能性があります
  • 糸リフトでは、つっぱり感や糸の露出、感染などのリスクがあります

費用相場

マリオネットラインの施術費用は方法によって異なります。ヒアルロン酸注入は1本あたり約5〜10万円、口角を引き下げる筋肉へのボツリヌス製剤注入は約2〜5万円、糸リフトは本数によって約10〜30万円が目安とされています。複数の施術を組み合わせる場合は、合計費用も変わってきます。

費用比較の留意点として、料金は使用する製剤の種類や量、クリニックの方針によって幅があります。表示価格が1本単位か施術一式かによっても総額が変わるため、追加費用や麻酔代、アフターケア費用を含めた総額で確認しておくとよいでしょう。安さだけで選ぶのではなく、施術内容や担当医の経験も含めて検討することがすすめられます。

向いている人・向いていない人

  • 口元の縦溝が気になり、印象を和らげたいと考えている人に向いています
  • メスを使わない注入治療から始めてみたい人に向いています
  • 定期的なメンテナンスを前提に取り組める人に向いています
  • 妊娠中・授乳中の人や、施術部位に炎症・感染がある人は施術を受けられない場合があります
  • 注入物にアレルギーの心配がある人は、事前に医師へ相談しておくとよいでしょう

マリオネットラインへのアプローチは、溝の状態やたるみの程度によって適した方法が異なります。仕上がりの希望やリスクを十分に理解したうえで判断することが大切です。施術を検討する際は、経験豊富な医師のカウンセリングを受け、納得できるまで相談することをおすすめします。

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