N-COG
(エヌコグ)

N-COG / Cog Thread

PDO(ポリジオキサノン)製の糸に「コグ(cog)」と呼ばれる返しのトゲを付けた糸リフトの総称・代表製剤。シンプルな構造で扱いやすく、糸リフトの基本形として広く採用されている。

N-COG(コグ糸)とは

N-COG(エヌコグ)は、PDO(ポリジオキサノン)素材の糸にコグ(cog)と呼ばれる返しのトゲ(突起)を付けた、糸リフトの代表的な構造のひとつです。「コグ糸」とも呼ばれ、糸リフト基本形として国内外で広く採用されています。

厳密にはN-COGはひとつのメーカーの製品名ですが、現場では「コグの付いたPDO糸」全般を指す通称としても使われます。シンプルな構造で扱いやすく、コストも抑えめで、糸リフトの導入として選ばれやすい製剤です。

作用機序

糸の表面にコグ(返しのトゲ)が刻まれており、皮下に挿入すると組織にコグが引っかかります。糸を引き上げることでたるんだ皮下組織を物理的に持ち上げ、リフトアップ効果を生み出します。

PDO素材は約6〜8ヶ月で吸収されますが、その過程で軽度のコラーゲン生成も促されます。「物理的なリフトアップ」が主目的で、コラーゲン生成効果はPLLA・PCL素材より控えめです。

コグの種類

コグには複数の種類があり、製剤や用途によって使い分けられます。

  • 双方向コグ:糸の両方向にコグが刻まれている。最も一般的。
  • 単方向コグ:一方向のみコグ。引き上げ方向が明確。
  • 3D・4Dコグ:立体的なコグ構造。組織保持力が強い。
  • スクリューコグ:糸が螺旋状に巻かれた形。

クリニックや症状によって最適なコグ種が選ばれます。

期待される効果

  • 軽度〜中等度のフェイスラインリフトアップ
  • 頬・あご下のたるみ改善
  • ほうれい線の軽減
  • 軽度のコラーゲン生成促進

他の糸リフトとの違い

  • N-COG(コグ糸):シンプルなPDO・コグ/低価格/持続6〜12ヶ月
  • ミントリフト:双方向トゲPDO・FDA認可/持続12〜18ヶ月
  • シルエットソフト:PLLAコーン・FDA認可/持続18〜24ヶ月
  • テスリフト:PCLメッシュ/持続24ヶ月以上

N-COGは「シンプル・低価格」がメリットで、入門編として位置付けられます。

リスク・副作用・ダウンタイム

  • 腫れ・内出血:1〜2週間
  • 痛み・違和感:数日〜数週間
  • 糸の露出:稀に発生
  • ひきつれ感:表情を作ったときの違和感
  • 感染:稀

費用相場と本数

  • 1本あたり:1〜2.5万円
  • 顔全体(4〜8本):5〜20万円

糸リフトの中で最もリーズナブルな選択肢のひとつ。年1回程度のメンテナンスを前提に運用するのが現実的です。

N-COG(コグ糸)が向いている人・向いていない人

向いている人:初めての糸リフト/コストを最優先/軽度〜中等度のたるみ/毎年メンテナンスする予定

向いていない人:強度のたるみ/長期持続を希望(PLLA/PCL系が適応)/妊娠中・授乳中/施術部位に活動性の感染がある

シンプルなPDOコグ糸は施術医のスキルがそのまま仕上がりに反映されます。糸の入れ方・本数・配置を医師と十分相談してください。

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