皮下組織
(ヒカソシキ)

Subcutaneous Tissue

皮下組織(subcutaneous tissue)は、真皮の下にある脂肪や結合組織を主体とする層です。体温保持、衝撃の吸収、エネルギーの貯蔵などを担います。皮下脂肪だけでなく、血管や神経なども関係する組織です。

subcutaneous tissueは何という意味?

subcutaneousは「皮下の」、tissueは「組織」を意味します。subcutisやhypodermisとも呼ばれます。皮膚を説明する際は、表皮・真皮と、その下の皮下組織という位置関係で考えると整理できます。医学用語の「皮下」は、皮膚表面のことではありません。

[資料:米国国立がん研究所(NCI):Layers of the Skin]

表皮・真皮・皮下組織の違い

表皮は外側の層、真皮はその下の結合組織の層です。皮下組織には脂肪などがあり、保温や衝撃の吸収に役立ちます。皮下組織全体を筋肉や筋膜と同じものと考えたり、脂肪だけの袋と考えたりしないことが大切です。

[資料:米国国立がん研究所(NCI):Layers of the Skin]

美容医療ではなぜ区別する?

皮膚表面を扱う処置と、皮下脂肪を減らす手術では、対象もリスクも異なります。顔のふくらみやたるみも、皮膚・脂肪・筋肉・骨格のどこが関係するかを診察で確認します。層の名前を知ることは、施術の目的を質問する手掛かりになります。

「何mmの深さなら安全」とは決められない

組織の厚さや血管・神経の位置には部位差や個人差があります。辞典の図や平均的な厚さを、そのまま注射・照射・手術の位置決めに使うことはできません。自分で触った印象だけで脂肪の量や処置の適応を判断せず、医療機関の説明を受けてください。

相談前に確認したいこと

  • 説明されている組織は表皮・真皮・皮下のどこか
  • 施術が変える部分と、変えない部分はどこか
  • 同じ部位に受けた過去の治療を医師へ伝えたか

関連する用語

参考資料・更新履歴

2026年9月12日更新:英語の意味と組織の位置関係を先に説明し、一律の加齢変化・施術層の断定を改めました。 編集・資料照合:整形ラボ編集部。医師による監修・診断を示すものではありません。