顎延長
(アゴエンチョウ)

Chin Lengthening

顎延長は、短く後退して見えるあご先を前方や下方へ延長し、横顔のバランスを整える輪郭治療です。ヒアルロン酸やプロテーゼ、骨切りなど複数の方法があり、横顔のラインや小顔印象の調整が期待されます。

顎延長とは

顎延長とは、短く後退して見えるあご先を前方や下方へ延長し、横顔や全体のバランスを整える輪郭治療の総称です。あご先が引っ込んで見えると、口元が前に出た印象や間延びした印象につながりやすく、横顔のEライン(額・鼻先・あご先を結ぶライン)が乱れて見える場合があります。顎延長には、ヒアルロン酸注入による手軽な方法から、顎プロテーゼを用いる方法、骨格そのものを調整するオトガイ形成術まで複数の選択肢があります。希望する変化の大きさや骨格の状態によって適した方法が異なるため、医師による診断が重要になります。仕上がりには個人差があります。

期待される効果

  • あご先の後退感がやわらぎ、横顔のバランスが整う効果が期待されます
  • EラインやフェイスラインがシャープにみえることでEラインの調整が期待されます
  • 口元が前に突出して見える印象の緩和が期待されます
  • あご先に高さや長さが加わることで小顔印象につながる場合があります
  • 正面・斜めからの輪郭の見え方の調整が期待されます(変化の程度には個人差があります)

施術の流れ

まずカウンセリングで、あご先の骨格や軟部組織の状態、横顔のバランスを確認し、希望に合った方法を相談します。ヒアルロン酸注入の場合は、麻酔クリームなどを用いたうえで、あご先に製剤を少量ずつ注入して形を整えていきます。所要時間は10〜20分程度が目安です。プロテーゼや骨切りなどの外科的な方法では、局所麻酔静脈麻酔を併用し、口腔内の切開からあご先の形状を調整します。手術時間は方法によって異なり、おおむね1〜2時間程度が目安となります。いずれの方法も、事前に仕上がりイメージのすり合わせを行っておくとよいでしょう。

施術後のケアと効果実感の目安

施術後は方法に応じてダウンタイムの過ごし方が異なります。注入の場合は当日からメイクが可能なことが多く、強く押したりマッサージしたりするのは控えめにします。外科的な手術では、腫れや内出血が落ち着くまで数週間ほどみておくとよいでしょう。効果実感の目安は次のとおりです。

  • 当日〜数日:注入直後から形の変化を感じやすいが、腫れも出やすい時期
  • 1〜2週間:腫れや内出血が徐々に落ち着き、輪郭がなじみ始める
  • 1か月前後:外科的手術では腫れが引き、仕上がりの方向性が見えてくる
  • 3〜6か月:骨切りなどでは最終的な形へ安定していく時期

ヒアルロン酸は時間とともに吸収されるため、形を維持したい場合は定期的なメンテナンス注入を検討します。経過には個人差があるため、気になる症状があれば早めに医師へ相談することをおすすめします。

リスク・副作用

  • 腫れや内出血が一定期間生じることがあります
  • 感染や炎症が起こる可能性があります
  • 左右差や輪郭の不自然さが生じる場合があります
  • 注入製剤の偏りやしこり、血流障害などのリスクがあります
  • 外科的手術では一時的なしびれや知覚の変化が起こることがあります
  • 仕上がりが希望のイメージと異なる可能性があります

これらのリスクの程度には個人差があり、体質や選択する方法によっても異なります。施術前にリスクと対処法について十分に説明を受けておくとよいでしょう。

費用相場

顎延長の費用は方法によって幅があります。ヒアルロン酸注入はおおむね5万〜15万円程度、プロテーゼを用いる方法は20万〜50万円程度、骨切りを伴うオトガイ形成術は60万〜120万円程度が目安です。注入の場合は製剤の量や種類によって変動し、外科的手術では麻酔代や検査代が別途かかることがあります。維持を希望する場合、ヒアルロン酸は半年〜1年ごとの再注入が目安となります。

費用比較の留意点として、表示価格だけで判断せず、麻酔・アフターケア・修正対応の有無まで含めた総額で比較することが大切です。極端に安い価格には背景がある場合もあるため、料金の内訳と保証内容を確認したうえで検討するとよいでしょう。

向いている人・向いていない人

  • あご先の後退感や横顔のバランスが気になる方に向いています
  • まず手軽に試したい方は注入、しっかり変化させたい方は外科的方法が選択肢になります
  • 口元やフェイスライン全体の印象を整えたい方に向いています
  • 妊娠中・授乳中の方や、施術部位に感染や炎症がある方は適さない場合があります
  • 大きすぎる変化やすぐの完成を強く期待する方は、慎重な検討が必要です

顎延長は、骨格や軟部組織の状態によって適した方法が変わるため、自己判断ではなく専門的な診断が欠かせません。希望する仕上がりやリスクについて納得できるまで、経験豊富な医師とのカウンセリングで十分に相談することをおすすめします。

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