ハンプ切除
(ハンプセツジョ)
Hump Resection
鼻筋の出っ張り(ハンプ)を削って、横顔のラインをまっすぐに整える鼻骨・軟骨の手術。
ハンプ切除とは
ハンプ切除は、鼻筋の途中にある出っ張り「ハンプ」を削り取り、横顔の鼻のラインをまっすぐに整える手術です。いわゆるわし鼻修正の中心となる術式で、骨と軟骨が混在する鼻背の隆起を切除します。
ハンプを削るだけでは鼻筋の上部が平らに広く見えることがあるため、鼻骨骨切り(外側骨切り)を併用して鼻筋を細く整えるケースが少なくありません。
作用機序
ハンプは鼻骨と鼻中隔軟骨・外側鼻軟骨の境界付近にできる隆起です。手術では専用のヤスリ(ラスプ)やノミでこの隆起部を削り、なだらかな曲線に整えます。
削った後に鼻筋の天井が平坦化して幅が広がる「オープンルーフ」を生じることがあり、これを閉じる目的で骨切りを組み合わせ、鼻筋全体のバランスを取ります。
期待される効果
- わし鼻(ハンプ)の改善
- 横顔のEラインを整える
- 鼻筋のなだらかなライン形成
- 正面から見た鼻筋の印象を和らげる
- 骨切り併用で鼻筋を細く
- 他の鼻手術との組み合わせが可能
術式・施術の選択肢
- クローズ法:鼻の穴の中から操作/傷が見えにくい
- オープン法:鼻柱を切開/視野が広く精密
- ハンプ切除単独:軽度の隆起向け
- 骨切り併用:削った後の幅広がりを補正
施術の流れ
リスク・副作用・ダウンタイム
- 腫れ・内出血(1〜2週間)
- 削り残し・削りすぎによる段差
- 鼻筋が広く見える(骨切りで補正)
- 左右差
- 感染
- 骨の癒合不全
- 修正の難しさ
プロテーゼ隆鼻との違い
ハンプ切除は「高さを足す」のではなく「出っ張りを削る」点で、隆鼻術とは方向性が異なります。
- ハンプ切除:隆起を削って鼻筋をまっすぐに/引き算の手術
- 鼻プロテーゼ:鼻根〜鼻背を高くする/足し算の手術
わし鼻が気になる場合はハンプ切除、低さが気になる場合は隆鼻と、悩みの方向で術式が分かれます。両者を組み合わせて鼻筋全体をデザインすることもあります。
こんな方に向いている施術
- 横顔の鼻の出っ張りが気になる方
- わし鼻をまっすぐにしたい方
- Eラインを整えたい方
- 鼻筋を細くしたい方(骨切り併用)
- 他の鼻整形と同時に行いたい方
ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。
経験豊富な医師に相談を
ハンプ切除は、鼻の骨格を扱う手術で、削る量と骨切りの要否の判断に経験が求められます。鼻整形の症例数が豊富な形成外科専門医のもとで行うことが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。