鼻中隔湾曲症
(ビチュウカクワンキョクショウ)

Deviated Septum

鼻の中央を仕切る鼻中隔軟骨・骨が大きく曲がっている状態。鼻づまり・<a href="/yougo/deviated-nose/">斜鼻</a>の原因となり、矯正手術の対象となる。

鼻中隔湾曲症とは

鼻中隔湾曲症は、鼻の中央を左右に仕切る板状の構造「鼻中隔」(軟骨と骨で構成)が大きく湾曲している状態を指します。生まれつきの形や成長過程、外傷が原因です。

症状としては鼻づまり・口呼吸・いびきなどがあり、外見的にも斜鼻の原因となります。鼻づまりが強い場合は保険適用の鼻中隔矯正術の対象になります。

作用機序

鼻の中(鼻孔縁)から切開して鼻中隔の粘膜を剥離し、湾曲している軟骨・骨の部分を切除またはスコアリング(切り込み)でまっすぐにします。

鼻中隔の支えとして必要な部分(背側・尾側のL字部分)は温存し、鞍鼻(鼻筋の落ち込み)を防ぎます。鼻中隔軟骨を採取して鼻整形の移植材料に用いることもあります。

期待される効果

  • 鼻中隔のまっすぐ化
  • 鼻づまりの軽減
  • 斜鼻修正の土台
  • 口呼吸・いびきの軽減
  • 鼻中隔軟骨採取による移植材の確保
  • 鼻整形の安定性向上

術式・施術の選択肢

  • 保険診療の鼻中隔矯正術:鼻づまり目的
  • 美容目的の鼻中隔修正:斜鼻矯正と同時
  • スコアリング:切り込みで矯正
  • 軟骨切除+再配置:強い湾曲に

施術の流れ

  • カウンセリング・鼻内視鏡またはCTでの評価
  • 全身麻酔または局所麻酔
  • 粘膜剥離・軟骨/骨の矯正(60〜120分)
  • 縫合・鼻内タンポン留置
  • タンポン除去は数日後、抜糸は1週間後

リスク・副作用・ダウンタイム

  • 後戻り(再湾曲)
  • 鼻中隔穿孔
  • 鼻閉感
  • 左右差
  • 鞍鼻(鼻筋の落ち込み)
  • 感染
  • 修正困難

斜鼻修正との関係

鼻中隔湾曲症と斜鼻はしばしば併存し、修正手術もセットで行うことが多くなります。

  • 鼻中隔湾曲症(の修正):鼻中隔の矯正/鼻づまりへの対応も含む
  • 斜鼻修正:鼻骨の骨切りと鼻中隔修正の組み合わせ/外見の矯正中心

鼻づまりが主な悩みなら保険診療の鼻中隔矯正術、外見の曲がりが主なら美容目的の斜鼻修正と、悩みの中心で選択します。両方ある場合は耳鼻科と美容外科の連携が望ましいケースもあります。

こんな方に向いている施術

  • 慢性的な鼻づまりが続く方
  • 口呼吸・いびきが気になる方
  • 鼻筋の曲がりと鼻づまりが両方ある方
  • 斜鼻修正を検討している方
  • 鼻整形のために鼻中隔軟骨の状態を確認したい方

ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。

経験豊富な医師に相談を

鼻中隔湾曲症の修正は、鼻づまり目的では耳鼻咽喉科の保険診療、外見の同時修正では美容外科と、目的に応じて受診先が変わります。診察で適切な選択肢の説明を受けることが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。

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