ミッドフェイスリフト
(ミッドフェイスリフト)
Midface Lift
中顔面(頬・目元下)のたるみを改善するフェイスリフトの一種。SOOFリフト・経耳前切開・経下眼瞼切開などのアプローチがあり、加齢で下垂した頬骨脂肪体(malar fat pad)を引き上げて若返り効果を出す。
ミッドフェイスリフトとは
ミッドフェイスリフト(Midface Lift)は、中顔面(頬・目元下)のたるみを改善するフェイスリフトの一種です。加齢で下垂した頬骨脂肪体(malar fat pad)と支持靭帯を引き上げて、頬の高い位置を回復させる手術です。
従来のスレッドリフトやHIFUでは限界がある中等度〜重度のたるみに対する選択肢で、目元下のクマ・たるみ・ほうれい線を一気に改善できます。SOOFリフト・経耳前切開・経下眼瞼切開など複数のアプローチがあります。
術式のアプローチ
- 経下眼瞼切開ミッドフェイスリフト:下まぶたから操作
- 経耳前切開ミッドフェイスリフト:耳前部から
- SOOFリフト:眼窩下部の脂肪体を中心に
- 内視鏡下ミッドフェイスリフト:小切開で低侵襲
- SMASフラップ:表情筋層を含めた挙上
- ボリュメトリックリフト:脂肪注入と組み合わせ
対応する悩み
- 頬のたるみ:頬骨下部のボリューム低下
- ほうれい線:頬下垂による影
- 目元下のたるみ・クマ:頬と目元の境界
- マリオネットライン:口角下の溝
- 顔の縦長化:中顔面の伸び
- 頬骨の見た目の低下:高い頬骨の回復
施術の流れと術後経過
静脈麻酔または全身麻酔下で2〜4時間の手術。2〜4週間のダウンタイムを経て、3ヶ月で自然な仕上がり、6〜12ヶ月で完成形に向かいます。効果は5〜10年程度持続が期待されます。
- 2〜4週間:腫れ・内出血
- 1〜3ヶ月:自然な仕上がり
- 6〜12ヶ月:完成形
- 5〜10年:効果持続の目安
リスク・副作用
- 出血・血腫:術後の重大合併症
- 神経損傷:顔面神経枝の損傷リスク
- 左右差:完全な対称は技術的に困難
- 瘢痕形成:耳前部・下眼瞼の傷
- 過剰挙上での不自然さ:吊り上げ顔
- 下まぶた退縮:経下眼瞼切開のリスク
- 麻酔のリスク:全身麻酔の場合
費用相場
術式・範囲で60〜200万円。SOOFリフト単独は60〜120万円、本格的な経耳前ミッドフェイスリフトは120〜200万円規模。フェイスリフトとセットで200〜400万円になることもあります。
向いている人・他の選択肢を検討すべき人
向いている人:40〜60代で中顔面のたるみが明確/HIFU・スレッドでは対応しきれない/5〜10年の長期効果を希望/2〜4週間のダウンタイムを取れる方。
他の選択肢を検討すべき人:軽度〜中等度のたるみはHIFU・スレッドリフト・脂肪注入で対応可能。下顔面のたるみが主体ならフェイスリフトが必要。複合症状なら段階的な治療設計を相談します。
ミッドフェイスリフトは大規模な手術で、術式選択と医師の技術が結果を大きく左右します。形成外科または美容外科の経験豊富な医師のもとで適応評価と仕上がりイメージを擦り合わせて判断することをおすすめします。