額プロテーゼ
(ヒタイプロテーゼ)

Forehead Implant

額プロテーゼは、シリコンなどの人工素材を額に挿入し、平坦な額に丸みを持たせる輪郭形成術です。なめらかな曲線をつくることで、横顔の印象を整える目的で選ばれます。仕上がりや持続には個人差があります。

額プロテーゼとは

額プロテーゼとは、シリコンなどの人工素材でつくられたインプラントを額に挿入し、平坦な額になだらかな丸みを与える輪郭形成術です。日本人は額が平坦またはやや凹んだ形状になりやすい傾向があるとされ、横から見たときの立体感を整える目的で選ばれます。一人ひとりの骨格に合わせてオーダーメイドで作製する方法と、既製品を調整して用いる方法があります。仕上がりの印象や満足度には個人差があり、希望のイメージは事前に医師と共有しておくとよいでしょう。額の丸みは横顔全体のバランスに影響するため、輪郭全体を踏まえた設計が大切とされています。

期待される効果

  • 平坦・凹みがちな額への自然な丸みの付与が期待されます
  • 横顔ラインがなめらかに見えやすくなることが期待されます
  • 額からこめかみにかけての立体感の演出が期待されます
  • 注入治療と異なり長期的な形状の維持が見込まれます
  • 骨格に沿った設計により全体の輪郭バランスの調整が期待されます

施術の流れ

まずカウンセリングで希望の額の形状や横顔の印象を確認し、必要に応じて画像診断をもとにプロテーゼの形状や厚みを設計します。施術当日は局所麻酔または静脈麻酔を併用し、頭髪の生え際内側など目立ちにくい部位を切開します。骨膜下に空間をつくってプロテーゼを挿入し、左右差や位置を調整したうえで固定して縫合します。所要時間はおおむね1〜2時間程度が目安とされますが、設計内容や麻酔方法によって異なります。麻酔の種類や切開部位については、事前に医師へ確認しておくとよいでしょう。

施術後のケアと効果実感の目安

施術後は額からまぶたにかけて腫れや内出血が出ることがあり、安静と冷却が推奨されます。挿入部に強い力が加わらないよう、当面はうつ伏せ寝や額のマッサージを控えるとよいとされています。経過には個人差がありますが、目安は次のとおりです。

  • 当日〜3日:腫れや内出血が出やすい時期。冷却と安静を心がけます
  • 1週間前後:抜糸の目安。腫れが徐々に落ち着いてくる時期です
  • 2〜4週間:大きな腫れが引き、形状が見えやすくなる時期です
  • 1〜3か月:むくみが落ち着き、輪郭がなじんでくる時期とされます

最終的な仕上がりの実感までには数か月を要することがあります。経過の感じ方には個人差があるため、気になる症状があれば自己判断せず、施術を受けたクリニックへ相談することをおすすめします。定期的な経過確認を受けておくと安心につながります。

リスク・副作用

  • 腫れ・内出血:額やまぶた周辺に一時的に生じることがあります
  • 感染:挿入部に細菌感染が起こる可能性があります
  • 左右差・形状の不満:仕上がりがイメージと異なる場合があります
  • プロテーゼのずれ・露出:位置の移動や輪郭の目立ちが生じることがあります
  • 被膜拘縮:プロテーゼ周囲の組織が硬くなることがあります
  • 感覚の変化:額やその周辺に一時的なしびれ・違和感が出ることがあります
  • 血腫:内部に血液がたまる場合があります

これらのリスクの程度や頻度には個人差があります。症状が続く場合や悪化する場合は、早めに医師へ相談することが大切です。

費用相場

額プロテーゼの費用は、おおむね40万〜100万円前後が目安とされます。オーダーメイドで作製する場合や、デザインの複雑さ、麻酔方法、クリニックの方針によって幅があります。別途、麻酔代や術後の検診費用がかかることもあります。

費用比較の留意点として、料金だけで判断せず、含まれる内容を確認することが大切です。プロテーゼの種類、アフターケアや再診の有無、万一の修正対応の範囲などはクリニックごとに異なります。提示金額の内訳や追加費用の有無を、契約前に確認しておくとよいでしょう。総額と保証内容の両面から比較検討することが、納得につながります。

向いている人・向いていない人

  • 向いている人:額の平坦さや凹みが気になり、長期的な形状変化を希望する方
  • 向いている人:横顔の立体感や輪郭バランスを整えたいと考える方
  • 向いていない人:挿入部やその周辺に感染・炎症がある方
  • 向いていない人:ダウンタイムの確保が難しい方や、注入治療など負担の少ない方法を優先したい方
  • 向いていない人:妊娠中・授乳中の方や、持病・服薬で医師が適さないと判断した方

額プロテーゼが自分に適しているかは、骨格や希望によって異なります。仕上がりやリスク、費用について十分に理解したうえで判断することが大切です。施術を検討する際は、経験豊富な医師によるカウンセリングを受け、不安な点を相談しながら慎重に決めることをおすすめします。

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