顔の脂肪注入
(カオノシボウチュウニュウ)

Facial Fat Grafting

顔の脂肪注入とは、自分の脂肪を太ももや腹部から採取・精製し、こめかみや頬、目の下などボリュームの減った部位に注入する施術です。輪郭の凹みへのアプローチが期待されています。

顔の脂肪注入とは

顔の脂肪注入とは、自分の脂肪を太ももや腹部などから採取・精製し、こめかみや頬、目の下などボリュームの減った部位に注入する施術です。加齢などで脂肪が減ってできた凹みやこけに対して、自分の組織を使って自然にボリュームを補うことを目指します。注入した脂肪の一部が定着(生着)すれば、長く保たれるとされる点が特徴です。ヒアルロン酸のように定期的な補充を前提とする方法とは異なり、自分の脂肪を活かすアプローチとして関心を集めています。輪郭のこけや凹みが気になる方の選択肢の一つとされ、ヒアルロン酸注入と比較検討されることもあります。

期待される効果

  • こめかみや頬のボリュームの補いが期待されます
  • 目の下やこけた部分の凹みへのアプローチが期待されます
  • 輪郭のなめらかな印象につながると考えられています
  • 自分の脂肪を用いた自然な仕上がりを目指しやすいとされています
  • 生着した脂肪が長く保たれると期待されます

施術の流れ

施術ではまずカウンセリングで顔のボリュームの状態や気になる部位を確認し、採取する脂肪の部位や注入量を判断します。当日はまず太ももや腹部など目立ちにくい部位から脂肪を採取し、注入に適した状態に精製します。続いて、こめかみや頬、目の下など気になる部位に、細い針で少しずつ脂肪を注入してバランスを整えていきます。所要時間は採取から注入まで含めて1〜2時間程度が目安です。施術後は採取部と注入部の状態を確認し、圧迫や当日の過ごし方の説明を受けてから帰宅する流れが一般的です。経過に応じて検診が組まれることもあります。

施術後のケアと効果実感の目安

施術後は採取部と注入部の両方に腫れや内出血が出やすいため、安静を意識したケアが大切です。一般的な経過の目安は次のとおりです。

  • 施術当日〜数日:採取部・注入部に腫れや内出血、痛みが出やすく、安静を意識する時期
  • 1〜2週間:腫れが徐々に引き、内出血が薄れて日常生活に戻りやすくなる時期
  • 数か月:注入した脂肪の生着が落ち着き、仕上がりが安定していくとされる時期

施術後しばらくは指示に沿って安静に過ごし、注入部を強く圧迫しすぎないよう注意すると経過が安定しやすいとされています。当日は激しい運動や飲酒、長時間の入浴を控えるとよいでしょう。注入した脂肪はすべてが定着するわけではなく、一部が吸収されて左右差が出ることもあり、生着には個人差があります。しこりや強い腫れ、痛みが続くときは自己判断せず施術先に相談しましょう。

リスク・副作用

  • 採取部・注入部に腫れや内出血が生じることがあります
  • 注入部にしこりや硬結を感じることがあります
  • 脂肪の生着にばらつきが出て左右差が生じることがあります
  • まれに感染が起こる可能性があります
  • 皮膚に凹凸が生じることがあります
  • 効果の感じ方や生着の程度に個人差があります

費用相場

顔の脂肪注入の費用は、20万円〜50万円程度が一つの目安です。注入する部位の数や脂肪の量、採取部、クリニックによって幅があります。麻酔代や術後の検診、必要に応じた追加の施術などが別料金となる場合もあるため、総額を意識して確認しておくとよいでしょう。生着の程度によっては追加の注入を検討することもあり、その点も含めて把握しておくと安心です。

費用比較の留意点として、施術費用だけでなく、麻酔代や術後の検診、追加注入の可能性まで含めた総額で比較するとよいでしょう。注入する部位や量によって料金が変わるため、事前のカウンセリングで見積もりを確認しておきたいところです。費用と施術計画の両面を、あらかじめ把握しておくと安心です。

向いている人・向いていない人

  • こめかみや頬のこけ、凹みが気になる人に向いています
  • 自分の脂肪を用いた自然な仕上がりを求める人に適しています
  • 定期的な補充ではなく長く保ちたい人に向いています
  • ダウンタイムをある程度確保できる人に向いています
  • 採取部の脂肪が少ない人や持病のある人は、事前の相談が欠かせません

顔の脂肪注入は自分の脂肪でボリュームを補う輪郭治療ですが、適応や効果の出方、生着の程度には個人差があります。自分に合うかどうかは脂肪や顔の状態によって異なるため、自己判断は避け、経験豊富な医師に悩みを伝えながら相談することをおすすめします。リスクや経過の目安を事前に確認しておくと、納得して施術に臨めるでしょう。

用語を検索