ウルトラフォーマー
(ウルトラフォーマー)
Ultraformer / Ultraformer III / Ultraformer MPT
韓国Classys社製の医療ハイフ機器。MMFU(マイクロ&マクロ集束超音波)方式で、4種類のカートリッジを使い分けて顔・ボディの幅広い悩みに対応。「初めてのハイフ」として選ばれやすい。
ウルトラフォーマーとは
ウルトラフォーマー(Ultraformer)は、韓国のClassys(クラシス)社が開発した医療用ハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)機器です。同社の独自技術であるMMFU(Micro & Macro Focused Ultrasound:マイクロ&マクロ集束超音波)方式を採用し、皮膚浅層から深層、皮下脂肪まで多層的にアプローチできるのが特徴です。
ウルセラと比べて痛みが比較的少なく、コストパフォーマンスも良いことから、「初めてのハイフ」として選ばれやすい機器です。日本国内のクリニックでも広く採用されており、医療ハイフ市場でダブロと並ぶ高シェア機器となっています。
作用機序
ウルトラフォーマーは、ハイフの基本原理である超音波の焦点化により、皮膚を傷つけずに深部に熱エネルギーを届けます。MMFU方式では、マイクロカートリッジ(浅い層)とマクロカートリッジ(深い層)を使い分けることで、顔の悩みに合わせた多層的な治療が可能です。
- 1.5mm(真皮浅層):肌質改善、毛穴の引き締め
- 3.0mm(真皮深層):コラーゲン生成、ハリ・弾力の向上
- 4.5mm(SMAS筋膜層):リフトアップ、輪郭の引き締め
- 6.0mm/9.0mm/13mm(皮下脂肪層):脂肪減少、ボディ部位への施術
熱凝固点が作られた組織は、自然治癒過程でコラーゲン産生・組織収縮が促進され、施術後数週間〜数ヶ月かけてリフトアップ効果が現れます。
ウルトラフォーマーのバリエーション
- ウルトラフォーマーIII:日本で広く普及している標準モデル。7種類のカートリッジに対応。
- ウルトラフォーマーMPT:最新モデル。「MPT(Micro Pulsed Technology)」モードを搭載し、痛みを大幅に軽減しつつ短時間施術が可能。
MPTは1ショットあたりに複数の小さなパルスを連続照射する方式で、従来より痛みを抑えつつ、効果を均一に分散できる設計になっています。痛みが心配な人や、初めてハイフを受ける人にはMPT搭載モデルを採用しているクリニックが推奨されることが多くあります。
期待される効果
- フェイスラインのたるみ改善・リフトアップ
- ほうれい線・マリオネットラインの軽減
- 頬・あご下の引き締め
- 二重あごの改善
- 毛穴の引き締め・肌質改善
- ボディの引き締め(二の腕・お腹・太ももなど)
ウルトラフォーマーは顔だけでなくボディにも適応がある点が特徴的で、6mm以上のカートリッジを使うことで、二の腕や腹部などの皮下脂肪層へのアプローチも可能です。
ウルセラ・ダブロとの違い
- ウルセラ(米国製):FDA認可。痛みは強めだが効果と持続性が高い。費用は高め。
- ダブロ(韓国製):ウルセラと同等の深さに対応。コスパ良好で施術時間が短い。
- ウルトラフォーマー(韓国製):MMFU方式で多層対応。ボディにも使える。MPT搭載モデルは痛みが少ない。
3機種ともSMAS筋膜層へのアプローチが可能で、原理は共通しています。違いは痛みの感じ方・カートリッジ構成・対応部位などです。痛みを抑えたい初心者にはウルトラフォーマーMPT、効果と持続性を重視するならウルセラ、というように選び分けます。
医療ハイフとエステハイフの違い
エステサロンでも「ウルトラフォーマー類似機器」を使った施術を提供しているケースがありますが、医療機関で行う医療ハイフと、エステで行うハイフは別物です。医療機関のウルトラフォーマーは医療機器として承認されており、SMAS筋膜まで届く高出力照射が可能です。
エステでのハイフ施術は、過去に火傷・神経損傷などの重大な事故が報告されており、消費者庁・各自治体から注意喚起が出されています。本格的なたるみ治療として効果を求める場合は、医師の管理下で行う医療ハイフを選択してください。
リスク・副作用・ダウンタイム
- 痛み:MPT搭載モデルでは軽減傾向。骨に響くような痛みを感じる場合あり
- 赤み・腫れ:施術直後〜数日
- 内出血:稀に発生
- 知覚異常・神経麻痺:稀に一時的なしびれ
- 火傷・皮膚熱傷:出力設定が不適切な場合のリスク
- 頬のこけ:脂肪減少が過度になると顔がこけて老けて見える可能性
ダウンタイムはほとんどなく、当日からメイクや日常生活が可能です。激しい運動・飲酒・サウナは当日避けるよう推奨されます。
費用相場と頻度
- 顔全体(200〜300ショット):3〜10万円
- 顔+首(300〜500ショット):8〜15万円
- ボディ(部位による):5〜15万円
効果の持続は6ヶ月〜1年程度が一般的で、半年〜1年に1回のペースで継続することが推奨されます。MPT搭載モデルは標準モデルより費用がやや高めの傾向があります。
ウルトラフォーマーが向いている人・向いていない人
向いている人:初めてハイフを受ける/痛みを抑えたい/顔だけでなくボディにも施術したい/コストを抑えたい/継続メンテナンスを希望する
向いていない人:強度のたるみがある(外科手術や糸リフトが適応)/極端に痩せていて頬がこけ気味/妊娠中・授乳中/施術部位に金属プレートやインプラントがある/ペースメーカー使用者
ウルトラフォーマーは世代・カートリッジ構成によって対応できる悩みが異なります。クリニックがどのカートリッジを導入しているか、MPT対応かなどを事前に確認のうえ、自分の悩みに合ったプランを医師と相談してください。