Vライン形成術
(ブイラインケイセイジュツ)
V-line Contouring
下顎の輪郭全体を整え、シャープなV字のフェイスラインを作る骨格手術の総称。エラ削りと顎先形成を組み合わせる。
Vライン形成術とは
Vライン形成術は、下顎の輪郭全体を整えてシャープなV字のフェイスラインを作る骨格手術の総称です。エラ削り(下顎角形成)とオトガイ形成(顎先)を組み合わせて、エラから顎先までを連続したラインに整えます。
エラだけ、顎先だけを単独で行うと輪郭がちぐはぐになることがあるため、下顎全体のバランスを設計してV字に整えるのがVライン形成の考え方です。
作用機序
エラの張り出しを切除しつつ、顎先の幅や長さを骨切りで整え、両者をなめらかにつなぐことで、正面から見たときのV字ラインを作ります。
骨の切除・移動は口の中から行い、外側に傷を残しません。下顎の神経の走行を避けながら、全体の連続性を意識して輪郭をデザインします。
期待される効果
- シャープなV字フェイスライン
- エラ〜顎先の連続したなめらかな輪郭
- 小顔効果
- 面長・四角顔のバランス調整
- 正面・横顔の同時改善
- 下顎全体の調和
術式・施術の選択肢
- エラ削り+顎先骨切り:Vラインの基本構成
- 下顎縁の連続骨切り:ラインをなめらかに
- オトガイ中抜き:顎先の幅を狭く
- 頬骨削り併用:上下の輪郭を総合的に
施術の流れ
- カウンセリング・CTでの下顎全体の評価
- 全身麻酔
- 口腔内切開・エラ+顎先の骨切り(180〜240分)
- 止血・縫合・フェイスバンド固定
- 腫れのピークは数日〜1週間、徐々に軽快
リスク・副作用・ダウンタイム
- 左右差
- 神経のしびれ(オトガイ神経など)
- 出血・血腫
- 感染
- 輪郭の段差・不整
- 骨癒合の問題
- 修正困難
エラ削り単独との違い
Vライン形成は、エラ削りを含むより包括的な輪郭手術です。
- Vライン形成術:エラ+顎先を総合設計/全体のV字
- エラ削り単独:エラの張り出しのみ/顎先は変えない
エラの張り出しだけが悩みならエラ削り、顎先まで含めて輪郭全体をシャープにしたいならVライン形成が向きます。
こんな方に向いている施術
- フェイスライン全体をシャープにしたい方
- エラと顎先の両方が気になる方
- 四角い・ごつい輪郭を整えたい方
- 下顎全体のバランスを整えたい方
- 正面からのV字ラインを希望する方
ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。
経験豊富な医師に相談を
Vライン形成術は、下顎全体を扱う侵襲の大きな手術で、連続したラインの設計と神経温存に高度な技術を要します。輪郭形成の症例数が豊富な医師のもとで、CT評価とリスクを十分に確認して検討することが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。