顎プロテーゼ
(アゴプロテーゼ)
Chin Implant
シリコンやMEDPORなどの人工インプラントを下顎骨先端に挿入し、あごの形・長さ・前後位置を整える手術。骨切り術(オトガイ形成)より低侵襲で、口腔内アプローチで顔に傷が残らない。
顎プロテーゼとは
顎プロテーゼ(Chin Implant / Mentoplasty)は、シリコンやMEDPORなどの人工インプラントを下顎骨先端に挿入する手術です。後退したあごの前進・短いあごの延長・横顔のEライン整えを目的に行われます。
骨切り術(オトガイ形成)より低侵襲で日帰り手術が可能。口腔内アプローチで顔に傷が残らないのも人気の理由です。アジア人の「Eライン整え」需要に応える代表的な施術として位置づけられます。
期待される効果
- 後退したあごの前進
- 短いあごの延長
- 横顔のEライン形成
- 顔全体のバランス改善
- 骨格的・永続的な変化
使用される素材
- シリコンインプラント:柔らかく自然な感触
- MEDPOR:組織と一体化、ズレにくい
- ePTFE(ゴアテックス):柔軟性
- カスタムメイド:3DCT撮影でオーダー
- 規格品サイズ:S・M・L等から選択
- 形状:通常型・横長型・スリム型
施術の流れ
初回はカウンセリングで素材・サイズを相談。手術当日は局所麻酔または静脈麻酔下で30分〜1時間。下唇の内側(口腔内)から切開し、下顎骨の骨膜下にインプラントを挿入・固定します。
術後経過と効果実感
- 2〜3週間:腫れ・内出血
- 1ヶ月:日常生活復帰
- 3ヶ月:自然な仕上がり
- 6ヶ月:完成形・浮腫消失
- 長期:除去するまで長期持続
リスク・副作用
- 出血・血腫:術後の合併症
- 感染症:インプラント感染では除去要
- オトガイ神経損傷:唇・あごのしびれ
- インプラントの移動・露出:稀に
- 骨吸収:長期での顎骨変形
- 口腔内の違和感:縫合糸
- 左右差:術中調整が重要
費用相場
30〜80万円。素材(シリコン安、MEDPOR・カスタム高)と麻酔種類で変動。骨切り(オトガイ形成)と比べて1/2〜1/3の費用でリスクも低めです。
向いている人・他の選択肢を検討すべき人
向いている人:あごの前後の後退が主訴/低侵襲での骨格変化を希望/3〜5mmの前進量/長期的な変化を望む方。
他の選択肢を検討すべき人:軽度の悩みはヒアルロン酸あご注入が手軽。あごの長さ・骨格全体を変えるなら骨切り術が必要。可逆性を重視するならヒアルロン酸を選択します。
顎プロテーゼは比較的低侵襲な骨格形成術ですが、素材選択と医師の技術が結果を左右します。形成外科または美容外科の経験豊富な医師のもとで素材・サイズ・術式を相談したうえで判断することをおすすめします。