後天性真皮メラノサイトーシス(ホリ母斑/ADM)
(ホリボハン)
Hori's Nevus / ADM
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM・ホリ母斑)は、真皮のメラノサイトに関わる色素異常です。肝斑などとの見分けが重要で、診療指針では治療を希望する場合のレーザー治療が推奨されています。
ADM・ホリ母斑とは
ADMは後天性真皮メラノサイトーシスの略で、真皮にメラニンを持つメラノサイトが存在する色素異常です。ホリ母斑とも呼ばれます。頬骨付近などに両側性の小さな褐色〜灰青色の斑点として現れることがあります。
肝斑との違いは診断が必要
美容医療診療指針では、肝斑との鑑別を重要としています。ADMと肝斑が重なる例もあるため、色や写真だけで自己判断せず、診察でどの病変を治療するか確認します。シミ用の化粧品やピーリングを一律に当てはめることはできません。
レーザー治療の位置づけ
5学会共同の美容医療診療指針(令和3年度改訂版)は、治療を希望するADM患者へのレーザー治療を推奨しています。複数のレーザーを扱っており、特定機器なら誰にでも最適という意味ではありません。肌の状態や併存する色素沈着も含めて選択します。
リスクと回復の確認
同指針は、レーザー後の色素沈着や色素脱失を重要な問題として取り上げています。照射後すぐに薄く見えることと、経過が安定することは分けて考えます。必要回数、照射間隔、保護方法、悪化した際の再診先を確認してください。
相談時に聞くこと
- ADM単独か、肝斑などが混在するか
- 選ぶレーザーと、その理由
- 色素変化が出た場合の対応
- 回数ごとの料金と、保険適用の可否・条件
診断と使用機器によって扱いが変わるため、記事の費用相場だけで総額を判断しないようにしましょう。
参考資料と更新内容
2026年9月12日更新:診療指針に基づき肝斑との鑑別、レーザーの位置づけ、治療後の色素変化を補強しました。 編集部による資料確認であり、医師による監修・診断を示すものではありません。