フラクセルレーザー
(フラクセルレーザー)
Fraxel Laser
米国Solta社が開発したフラクショナル方式のレーザー機器。1550nm(Re:store)と1927nm(Dual)の2波長を持ち、肌の点状の微小ダメージで肌再生を促す。シミ・くすみ・毛穴・小ジワに対応。
フラクセルレーザーとは
フラクセルレーザー(Fraxel Laser)は、米国Solta社が開発したフラクショナル方式のレーザー機器です。1550nm(Re:store Dual)と1927nm(Thulium)の2波長を切り替え、肌に点状の微小ダメージを作って肌再生を促します。
シミ・くすみ・小ジワ・毛穴・ニキビ跡など複合的な悩みに対応でき、フラクショナルレーザーの代表機種として位置づけられます。CO2フラクショナルよりダウンタイムが短いことも人気の理由です。
仕組み・特徴
- 1550nm(Re:store):真皮深部の組織再構築
- 1927nm(Dual):表在のシミ・くすみ・毛穴に有効
- フラクショナル照射:点状ダメージで治癒過程を活用
- コラーゲン産生:3〜6ヶ月かけて新生
- 非アブレーティブ:表皮を温存しダウンタイム短縮
- 2波長切替:症状に応じた組み合わせ
対応する悩みと選択
- シミ・くすみ:1927nmで表在対応
- 小ジワ・毛穴:1550nmで真皮アプローチ
- ニキビ跡(凹凸):1550nmで質感改善
- 肝斑(軽度):1927nmで穏やかに
- 光老化:複合的なダメージへの対応
- 妊娠線・肉割れ:体への応用
施術の流れと経過
洗顔・麻酔クリーム塗布後にレーザー照射。1回30〜60分。施術後は3〜7日の赤み・微細なかさぶたがあり、5〜7日で皮むけが完了します。3〜5回の継続で肌質改善を実感する方が多く、効果は数ヶ月持続します。
- 3〜5日:赤み・かさぶた
- 1ヶ月:肌の透明感を実感
- 3〜5回:明確な肌質改善
- 長期:年1〜2回のメンテナンス
リスク・注意点
- 赤み・腫れ:施術後3〜7日のピーク
- 炎症後色素沈着(PIH):色黒の方で起こりやすい
- ヘルペス再活性化:既往者は予防内服が推奨
- 効果の個人差:肌質・年齢で変動
- 複数回必要:1回での劇的変化は期待しにくい
- 強い乾燥:施術後数日
費用相場
顔全体1回3〜10万円。3〜5回コースで10〜30万円。範囲(顔のみ/首込み)と機種(Dual/Re:store)で価格幅があります。クリニック選びでは美容皮膚科の在籍と、フラクセル正規認定の機器導入を確認しましょう。
向いている人・他の選択肢を検討すべき人
向いている人:シミ・くすみ・小ジワ・毛穴の複合的な悩み/光老化が進んでいる/3〜7日のダウンタイムを取れる方。
他の選択肢を検討すべき人:明確な単発シミならスポット照射が効率的。深いシワ・たるみはHIFU・スレッドリフトが適応。重度のニキビ跡はダーマペン・ポテンツァ等のRF系も検討します。
フラクセルレーザーは複合的な肌悩みへの肌質改善治療として有力ですが、複数回の継続が前提です。皮膚科または美容皮膚科の経験豊富な医師のもとで肌診断と治療計画を相談したうえで判断することをおすすめします。