ダブロ
(ダブロ)
Doublo / Doublo Gold / Doublo S
韓国Hironic社製の医療ハイフ機器。ウルセラと同じSMAS筋膜層への照射が可能で、コスパに優れることから日本国内のクリニックで広く採用されている。3層へのアプローチで、たるみ改善から肌質まで幅広く対応。
ダブロとは
ダブロ(Doublo)は、韓国のHironic社が開発した医療用ハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)機器です。ウルセラと同じくSMAS筋膜層への照射が可能で、ハイフの代名詞的存在であるウルセラに次ぐ普及度を誇り、日本国内の多くのクリニックで採用されています。
ウルセラと同等の効果を持ちながらコストパフォーマンスが高いこと、施術時間が比較的短いこと、改良型の「ダブロゴールド」「ダブロS」が登場していることなどから、たるみ治療市場で高いシェアを持つ機器のひとつです。
作用機序
ダブロは、ハイフの基本原理である超音波の焦点化により、皮膚表面を傷つけずに深部に熱エネルギーを届けます。照射深度は機器によって調整可能で、一般的には以下の3層に分けて作用させます。
SMAS筋膜は通常、外科的フェイスリフトでしかアプローチできない深い層ですが、ダブロでは非侵襲的にこの層へ熱凝固点を作ることが可能です。熱を受けた組織はその後、自然治癒過程でコラーゲン産生・組織収縮が起こり、施術後数週間〜数ヶ月かけてリフトアップ効果が現れます。
ダブロのバリエーション
- ダブロ(初代):基本モデル。1.5mm/3.0mm/4.5mmの3カートリッジ対応。
- ダブロゴールド:改良版。1ショットあたりのライン数が増え、施術時間が短縮。痛みも軽減傾向。
- ダブロS:最新版。さらに高速照射が可能で、痛みを抑えつつ効果を維持する設計。
- ダブロアルファ:複数の照射モードを搭載した上位機種。
世代によって痛み・施術時間・1ショットあたりのライン数が改良されています。最新世代の機器を導入しているクリニックほど、施術時の痛みが軽減されている傾向があります。
期待される効果
- フェイスラインのたるみ改善・リフトアップ
- ほうれい線・マリオネットラインの軽減
- 頬・あご下の引き締め
- 二重あごの改善
- 毛穴・小じわの改善(浅い層への照射の場合)
- 顔全体の引き締め感・輪郭の明瞭化
効果の現れ方には個人差があり、施術直後にも引き締まり感を感じる方が多いものの、本来の効果は1〜3ヶ月かけて徐々に現れるのが一般的です。
ウルセラ・ウルトラフォーマーとの違い
- ウルセラ(米国製):医療ハイフの代名詞。FDA認可。痛みは強めだが効果が高く持続も長い。費用は高い。
- ダブロ(韓国製):ウルセラと同等の深さに照射可能。ウルセラよりリーズナブルで、施術時間が短い。
- ウルトラフォーマー(韓国製):ダブロと同様に韓国製で、世代別に進化。痛みが少なく初回向け。
機器によって痛みの強さ・効果の持続性・費用が異なります。コストを抑えつつ本格的な医療ハイフを受けたい人にはダブロ系、効果と持続性を最優先する人にはウルセラ、というように選択肢が分かれます。クリニックによって導入機器が異なるため、希望の機器を扱っているか確認することが重要です。
医療ダブロとエステハイフの違い
「ダブロ」を導入していると謳うエステサロンも見られますが、医療機関で行う医療ハイフと、エステで行うハイフは別物です。医療機関で扱うダブロは医療機器として承認されており、SMAS筋膜まで届く高出力照射が可能ですが、エステ用の類似機器は出力が制限されています。
エステでのハイフ施術は、過去に火傷・神経損傷などの重大な事故が報告されており、消費者庁から注意喚起が出されています。たるみ治療として確実な効果を求める場合は、医師による医療ハイフを選択することが推奨されます。
リスク・副作用・ダウンタイム
- 痛み:照射時にチクチク・ズーンとした骨に響く痛みを感じることがある
- 赤み・腫れ:施術直後〜数日続く場合がある
- 内出血:稀に発生
- 知覚異常・神経麻痺:稀に一時的なしびれや顔面神経への影響が報告される
- 火傷・皮膚熱傷:出力設定や照射方法が不適切な場合のリスク
- 頬のこけ:脂肪を過度に減らすと、顔がこけて老けて見える可能性
ダウンタイムはほとんどなく、当日からメイクや日常生活が可能です。ただし、激しい運動・飲酒・サウナは当日避けるよう推奨されます。痛みが心配な場合は、最新世代のダブロS・ダブロアルファを導入しているクリニックを選ぶと負担が軽減されます。
費用相場と頻度
- 顔全体(200〜300ショット):3〜10万円
- 顔+首(300〜500ショット):8〜15万円
- あご下のみ:3〜5万円
効果の持続は6ヶ月〜1年程度が一般的で、半年〜1年に1回のペースで継続することで、たるみの予防効果も期待できます。ダブロはウルセラよりリーズナブルなため、定期的にメンテナンスしたい方に選ばれやすい機器です。
ダブロが向いている人・向いていない人
向いている人:軽度〜中等度のたるみが気になる/コストを抑えつつ医療ハイフを受けたい/メスを使いたくない/ダウンタイムを取れない/継続的にメンテナンスしたい
向いていない人:強度のたるみがある(外科手術や糸リフトの方が効果的)/極端に痩せていて頬がこけ気味/妊娠中・授乳中/施術部位に金属プレートやインプラントがある/ペースメーカー使用者
ダブロは世代によって性能が異なるため、できるだけ新しい世代の機器(ダブロゴールド・ダブロS・ダブロアルファ)を導入しているクリニックを選ぶと、痛みの軽減と効果のバランスが取れます。事前カウンセリングで自分の症状に合ったショット数・照射層を医師と相談してください。