エラボトックス
(エラボトックス)
Masseter Botox
エラ部分の咬筋にボツリヌストキシンを注射し、咬筋を萎縮させてフェイスラインをすっきりさせる施術。3年連続で美容医療の検索数No.1の人気施術。
エラボトックスとは
エラボトックスは、エラ部分の咬筋(こうきん)にボツリヌストキシン製剤を注射することで、咬筋を萎縮させてフェイスラインをすっきりさせる施術です。「咬筋ボトックス」「小顔ボトックス」とも呼ばれます。
骨格的なエラ張り(下顎角の骨そのものが大きい場合)は対象外ですが、食いしばり・歯ぎしりなどで咬筋が発達してエラが張って見えるタイプの方には特に効果的です。美容医療の中でも長年人気の高い施術として、検索数や施術数の上位常連です。
作用機序
ボツリヌストキシンは、神経から筋肉への伝達物質「アセチルコリン」の放出をブロックすることで、筋肉の動きを抑制します。咬筋が動かなくなると、使われない筋肉は徐々に萎縮し、結果としてエラ部分のボリュームが減少していきます。
効果は注射直後ではなく、2週間〜1ヶ月後から徐々に現れ、3ヶ月程度でピークを迎えます。継続的に施術を行うことで、咬筋の萎縮効果が定着し、徐々に持続期間も長くなっていく傾向があります。
期待される効果
- エラ張りの軽減・小顔効果
- フェイスラインがシャープに
- 歯ぎしり・食いしばりの軽減
- 顎関節症の症状改善(医療目的での適用)
- 頭痛・肩こりの軽減(咬筋の緊張が原因の場合)
単位数の目安
エラボトックスは、両側合計で40〜60単位が一般的な目安です。咬筋の発達度合いや希望する仕上がりによって調整します。
- 軽度のエラ張り:両側合計30〜40単位
- 中等度:両側合計40〜60単位
- 重度(咬筋が非常に発達):両側合計60〜80単位
多すぎると咀嚼機能に影響が出たり、頬がこけて老けて見える可能性があるため、初回は控えめに始めて、効果を見ながら追加するのが一般的です。
骨格性エラ張りとの違い
エラボトックスが効くのは、咬筋の発達による「筋肉性のエラ張り」です。下顎角の骨自体が張り出している「骨格性のエラ張り」には効果がありません。
骨格性の場合、骨切り術(下顎角形成術)などの外科手術が選択肢になります。カウンセリングで、自分のエラ張りがどちらのタイプかを医師に判断してもらうことが重要です。
リスク・副作用
- 注射部位の腫れ・内出血:数日〜1週間で軽快
- 咀嚼力の低下:施術後1〜2週間は硬いものが噛みにくくなる場合があります
- 顔のこけ:単位数が多すぎたり、繰り返し過ぎると、頬がこけて老けて見える可能性
- 表情の変化:稀に笑った時の表情が以前と異なる印象になる場合があります
- 左右差:注入量が左右で異なると、フェイスラインに非対称性が出る可能性
- 抗体産生:頻繁に繰り返すと、まれに薬剤耐性ができる
ダウンタイムはほぼなく、当日からメイクや日常生活が可能です。
頻度と持続
初回施術後、4〜6ヶ月程度効果が持続します。咬筋が再び発達し始めたら2回目を行う、というサイクルが一般的です。継続することで効果が定着し、間隔を空けても張ってこなくなる方も多いです。
過度な頻度(3ヶ月以内など)で施術を繰り返すと、抗体産生のリスクが高まるため、最低でも4ヶ月以上空けるのが推奨されます。
費用相場
使用する製剤によって価格差が大きいため、必ずカウンセリング時に使用製剤を確認しましょう。
施術前に知っておきたいこと
- 効果が出るまで2週間〜1ヶ月かかるため、イベント直前の施術は避ける
- 施術当日は4時間程度横にならないことが推奨
- 施術部位を強くマッサージしない
- 妊娠中・授乳中は施術不可
- 食いしばり・歯ぎしりが原因の場合、根本的な対策(マウスピース等)と併用するとより効果的
- 顔がこけることを過度に恐れず、医師と相談のうえ適切な単位数を選ぶ