蒙古ひだ
(モウコヒダ)

Mongolian Fold (Epicanthal Fold)

蒙古ひだとは、目頭を覆うようにかぶさる皮膚のひだのことで、日本人をはじめとする東アジア人に多くみられる特徴です。目頭が隠れることで目が小さく見えたり、平行型の二重がつくりにくくなったりする要因とされ、目頭切開などの施術と関連して語られます。

蒙古ひだとは

蒙古ひだとは、目頭を覆うようにかぶさっている皮膚のひだのことで、医学的には「内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)」とも呼ばれます。日本人をはじめとする東アジア人に多くみられる特徴で、目頭の赤み(涙丘)が隠れることで、目が小さく見えたり、目と目の間隔が広く見えたりする要因とされます。蒙古ひだが発達していると、平行型の二重がつくりにくくなる場合もあり、目元の印象を左右する部位として、目頭切開などの施術と関連して語られることが多い用語です。生まれつきの骨格や皮膚の構造による個人差が大きい部分でもあります。

期待される効果

  • 隠れていた目頭が露出することで、目の横幅が広く見える印象づくりが期待されます
  • 目と目の間隔が近づいて見え、バランスの取れた目元に近づく場合があります
  • 蒙古ひだの張りがやわらぐことで、平行型の二重がつくりやすくなることがあります
  • 目頭側のラインが立ち上がり、すっきりとした目元の印象が期待されます
  • 効果の出方には骨格や皮膚の状態による個人差があります

施術の流れ

蒙古ひだの調整は、一般的に目頭切開という形でおこなわれます。まずカウンセリングで目元の状態やひだの張り具合を確認し、希望するデザインをシミュレーションします。施術当日は局所麻酔をおこなったうえで、Z形成法やW形成法などの方法で目頭部分の皮膚を切開・縫合し、ひだの位置や形を整えていきます。切開の範囲は、隠れていた目頭をどの程度露出させるかによって調整されます。施術時間はおおむね30分〜1時間程度が目安とされ、抜糸は施術後5〜7日前後でおこなわれることが一般的です。仕上がりの自然さには、医師の技術や個人の皮膚の状態が関わります。

施術後のケアと効果実感の目安

施術直後は目頭周辺に腫れや内出血が生じやすく、傷口がふさがるまでは清潔を保つことが大切です。患部を強くこすらない、処方された薬を指示どおりに使用するなど、医師の案内に沿ったケアを心がけるとよいでしょう。回復の経過には個人差がありますが、一般的な目安は次のとおりです。

  • 施術直後〜数日:腫れ・内出血のピーク。傷口を濡らしすぎないよう注意
  • 5〜7日前後:抜糸の目安。腫れが少しずつ落ち着いてくる時期
  • 2〜4週間:大きな腫れが引き、目元の印象が安定してくる頃
  • 1〜3か月以降:傷跡の赤みが徐々に目立ちにくくなる傾向

傷跡が成熟するまでには数か月かかることもあるため、経過観察として定期的な受診をおすすめします。気になる症状があれば、自己判断せず早めに医師へ相談しておくとよいでしょう。

リスク・副作用

  • 切開部に傷跡が残る可能性があり、体質によってはやや目立つ場合があります
  • 時間の経過とともに後戻りが生じ、ひだが再び目立ってくることがあります
  • 左右の仕上がりに差が出る左右差が生じる場合があります
  • 目頭の赤み(涙丘)が露出しすぎ、不自然な印象になることがあります
  • 切開部の感染や、腫れ・内出血が長引くことがあります
  • 過矯正により、目元の印象が想定と異なる仕上がりになる可能性があります
  • 麻酔に対するアレルギー反応が起こる場合があります

費用相場

蒙古ひだの調整は目頭切開としておこなわれることが多く、費用相場は両側でおおむね10万〜30万円程度が一つの目安とされます。切開法の種類や、二重形成など他の施術との組み合わせによって金額は変動します。修正手術や追加のデザイン調整が必要になった場合は、別途費用がかかることもあります。

費用比較の留意点として、料金の安さだけで判断するのではなく、麻酔代・薬代・アフターケアや再診の費用が総額に含まれるかを事前に確認しておくとよいでしょう。料金体系はクリニックごとに異なるため、見積もりの内訳をていねいに確認することが大切です。

向いている人・向いていない人

  • 目頭が蒙古ひだで隠れ、目が小さく見えることが気になる人
  • 平行型の二重をつくりにくいと感じている人
  • 目と目の間隔の印象を調整したいと考えている人
  • 一方で、もともとひだが少ない人は変化を感じにくい場合があります
  • 傷跡が残る可能性に不安が強い人は慎重な検討が必要です

蒙古ひだの調整は、目元の骨格や皮膚の状態によって適した方法が異なります。仕上がりのイメージや起こりうるリスクを十分に理解したうえで判断することが大切です。施術を検討する際は、自己判断で決めず、症例経験の豊富な医師によるカウンセリングを受け、納得できるまで相談することをおすすめします。

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