埋没法の抜糸
(マイボツホウノバッシ)

Buried Suture Removal

埋没法の抜糸は、二重まぶたの固定に使った埋没糸を取り除く処置です。皮膚表面の縫合糸を外す通常の抜糸とは異なります。すべての糸を取り出せることや、術前のまぶたへ完全に戻ることは保証できません。

どのようなときに検討する?

二重ラインの修正だけでなく、糸の露出、引きつれ、眼の刺激症状などが診察のきっかけになります。ただし、違和感があれば必ず糸が原因とは限りません。視力の変化や強い眼痛がある場合は、美容上の相談の予約日を待たず、速やかに医療機関で確認してください。

[資料:Mizuno:埋没法の糸に関連する合併症の治療(2016年、後ろ向き研究)]

小さな切開なら確実に取れる?

埋没した糸は位置・留め方・経過により確認しやすさが異なります。日本人116人210眼瞼を調べた2016年の報告は、糸に関連する合併症が生じた患者を対象に、複数の取り出し方を検討しています。限られた患者群の後ろ向き研究であり、どの患者にも同じ成功率や術式を当てはめる資料ではありません。

[資料:Mizuno:埋没法の糸に関連する合併症の治療(2016年、後ろ向き研究)]

二重の線は必ず消える?

糸を外す目的と、二重ラインや傷跡の修正は分けて相談します。癒着や組織の状態が関係するため、糸の除去を「完全に元へ戻す処置」と考えないことが大切です。追加の修正を行う場合は、その理由と、抜糸だけで経過を見る選択肢を確認します。

費用・回復の確認

何本・何か所を対象とするか、糸が見つからない場合の扱い、麻酔・診察・修正手術を料金に含むかを確認します。腫れ、内出血、感染、傷跡などの可能性や、仕事・コンタクトレンズ再開の目安は、実際の処置範囲に応じて担当医へ確認してください。

相談前に確認したいこと

  • 以前の術式・糸の本数を記録から確認できるか
  • 除去だけか、同時に修正も行うのか
  • 糸を取り切れない場合はどう対応するか

関連する用語

参考資料・更新履歴

2026年9月12日更新:通常の抜糸との違い、修正の限界、研究の対象を明示しました。 編集・資料照合:整形ラボ編集部。医師による監修・診断を示すものではありません。