熱破壊式脱毛
(ネツハカイシキダツモウ)
Thermal (HR) Hair Removal
高出力のレーザーを毛根(毛包・毛乳頭)に一気に照射し、熱で破壊する従来型の医療脱毛方式。
熱破壊式脱毛とは
熱破壊式脱毛(HR方式)は、メラニンに反応する高出力のレーザーを毛根に単発で照射し、毛包・毛乳頭を高温で破壊する従来型の医療脱毛です。アレキサンドライトレーザーなどが代表的です。
パチッとした痛みを伴いますが、太く濃い毛への反応がよく、少ない回数で効果を実感しやすいのが特徴です。蓄熱式脱毛と対比される基本方式です。
作用機序
レーザーの光が毛のメラニンに吸収されて熱に変わり、その熱が毛根(毛を作る毛乳頭や毛包)に伝わって組織を破壊します。高出力を一点に当てるため、しっかりした熱ダメージを与えられます。
メラニンを標的にするため、太く黒い毛に強く反応する一方、産毛や色の薄い毛には反応しにくく、日焼け肌では皮膚のメラニンにも反応してやけどのリスクが上がります。
期待される効果
- 太い毛・濃い毛への高い効果
- 少ない回数で効果を実感しやすい
- ワキ・VIOなど剛毛部位に向く
- しっかりした減毛
- 毛が抜け落ちる実感が得やすい
- 部位を選んだ的確な照射
術式・施術の選択肢
- アレキサンドライト:太い毛・色白肌向け
- ロングパルスNd:YAG:色黒肌・根深い毛
- ダイオード(熱破壊モード):バランス型
- 冷却併用:痛み・やけど対策
施術の流れ
- カウンセリング・肌と毛の評価
- シェービング・照射部位の確認
- 冷却しながらレーザー照射
- 照射後のクーリング・保湿
- 毛周期に合わせ数回繰り返す
リスク・副作用・ダウンタイム
- 照射時の痛み(強め)
- 赤み・毛包炎
- やけど・水ぶくれ
- 色素沈着・色素脱失
- 硬毛化(まれ)
- 日焼け肌・色黒肌への照射制限
蓄熱式脱毛との違い
医療脱毛は熱の与え方で大きく2方式に分かれます。
- 熱破壊式:高出力を単発/太い毛に強い・痛みやや強い
- 蓄熱式:低出力を連続/産毛にも・痛み穏やか
太い毛をしっかり減らしたいなら熱破壊式、産毛や痛みの少なさを重視するなら蓄熱式が向きます。毛質や肌質に応じて使い分けます。
こんな方に向いている施術
- 太く濃い毛をしっかり減らしたい方
- 少ない回数で効果を実感したい方
- ワキ・VIOなど剛毛部位の脱毛をしたい方
- 毛が抜ける実感を得たい方
- 痛みより効果を優先したい方
ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。
経験豊富な医師に相談を
熱破壊式脱毛は、肌質・毛質に応じた機種選択と出力設定が安全性と効果を左右します。医療脱毛の経験が豊富な医療機関で、肌の状態を確認のうえ受けることが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。