アレキサンドライトレーザー
(アレキサンドライトレーザー)
Alexandrite Laser
波長755nmのレーザー機器の総称。メラニンへの吸収率が高く、医療脱毛の主力波長として日本人の肌に広く用いられている。色素レーザーとして小さなしみ治療にも応用される。
アレキサンドライトレーザーとは
アレキサンドライトレーザーは、波長755nmのレーザー機器の総称で、人工アレキサンドライト結晶を媒体とすることからこの名で呼ばれます。代表機種にCandela社の「ジェントルレーズ」「ジェントルマックス Pro」、Cynosure社の「Apogee Elite+」などがあります。
755nmはメラニン色素への吸収率が非常に高く、毛根のメラニンを選択的に熱破壊できるため、日本人の肌に適した医療脱毛の主力波長として広く用いられています。脱毛のほか、小さなしみ・そばかすへの色素治療や、Qスイッチタイプではタトゥー除去にも応用されます。
期待される効果
- 顔・体の永続的な減毛
- 小さなしみ・そばかすの軽減
- 肌のトーンアップ・くすみ改善
- 毛穴の引き締め(脱毛効果に伴う)
- 1台で脱毛と色素治療をカバー
施術の流れ
カウンセリングで肌色・毛質・治療目的を確認し、テスト照射で出力を調整します。脱毛では電気シェーバーで剃毛後、ゴーグルを装着して対象部位にレーザーを照射します。所要時間は範囲によって10〜60分程度で、冷却ガスや接触冷却で痛みを和らげながら進めます。4〜8週間ごとに5〜8回が脱毛の標準的なペースで、毛周期に合わせて段階的に効果が表れます。
施術後のケアと効果実感の目安
施術当日は紫外線対策と保湿を徹底し、サウナ・長湯・激しい運動は控えます。脱毛部位の自己処理は電気シェーバーで行い、毛抜きやワックス脱毛は毛周期を乱すため期間中避けるよう案内されます。日焼けはメラニンを増やして熱傷リスクを上げるため、コース中の日焼け対策は最重要のセルフケアです。
- 当日:赤み・温感、保湿とUV対策
- 1〜2週間:照射した毛が抜け落ちる
- 4〜8週後:次回照射のタイミング
- 3〜5回後:減毛効果がはっきりわかる
- 5〜8回コース完了:半永続的な減毛が期待できる
毛周期に合わせて4〜8週間ごとに5〜8回のコースを組み、その後は1〜2年ごとのメンテナンスが目安です。色素治療として小さなしみに当てる場合は別プロトコルになり、ピコレーザーやIPLとの組み合わせも検討されるため、目的に応じた治療設計を医師と相談していくとよいでしょう。
リスク・副作用
- 赤み・温感:数時間で軽快
- 毛嚢炎:脱毛後に稀に発生
- 熱傷・水疱:出力過多や日焼け肌で稀に
- 色素沈着・色素脱失:肌質や紫外線対策で発生し得る
- 硬毛化・増毛化:産毛部位で稀に発生
- 瘢痕:深い熱傷後に稀に
- 眼の損傷:保護なしで照射時に重大リスク
費用相場
脱毛での部位別1回照射は5,000円〜3万円、全身脱毛コース(5〜8回)は15〜40万円が目安です。VIO・顔込み全身では30〜50万円程度になることもあります。色素治療は1ショット数千円〜の課金が一般的です。
全身脱毛コースに含まれる部位(VIO・顔の有無)で総額が大きく変わるため、契約前に範囲・回数・剃毛費・追加照射規定まで確認しましょう。コース消化期限やキャンセル規定も比較ポイントになります。
アレキサンドライトレーザーが向いている人・向いていない人
向いている人:標準的な肌色・毛色の日本人/太く濃い毛をしっかり減毛したい/脱毛と一緒に小さなしみもケアしたい方。
向いていない人:日焼け直後の肌/極端に色黒の肌(熱傷リスク)/産毛中心の部位(硬毛化リスク)/妊娠中/光感受性の内服薬使用中の方。
アレキサンドライトレーザーは適応の見極めとテスト照射が安全性の鍵です。肌質と毛質に合わせた最適な出力設定について、経験豊富な医師とカウンセリングで丁寧に確認したうえで施術を受けてください。