ハムラ法
(ハムラホウ)
Hamra Technique
目の下の眼窩脂肪を取り除かず、下方の凹みへ移動させて段差をならす下眼瞼の手術。皮膚側から切開する術式。
ハムラ法とは
ハムラ法は、目の下のふくらみ(眼窩脂肪の突出)を切除するのではなく、その下にある凹み(溝)へ移動させて、ふくらみと凹みを同時になだらかにする下眼瞼の手術です。
まつ毛の下の皮膚を切開して行う術式で、皮膚のたるみも同時に処理できます。脂肪を残して活用するため、目の下が落ちくぼみにくいのが特徴です。
作用機序
加齢で目の下がふくらみ、その下に溝(影)ができる「ふくらみ+凹み」の二段構造に対し、ハムラ法は突出した脂肪を下方の溝へ移し替えて固定し、全体をフラットにならします。
皮膚側から切開するため、皮膚や眼輪筋のたるみも一緒に整えられます。脂肪を捨てない発想のため、脱脂で起こりうる「くぼみ過ぎ」を避けやすい術式です。
期待される効果
- 目の下のふくらみの改善
- ふくらみ下の凹み(溝)の改善
- なだらかな目の下のライン
- 皮膚のたるみの同時改善
- 黒グマ(影)の緩和
- 落ちくぼみにくい自然な仕上がり
術式・施術の選択肢
- 表ハムラ(ハムラ法):皮膚切開/たるみも処理
- 裏ハムラ法:結膜side切開/皮膚に傷なし
- 脂肪移動+皮膚切除:たるみが強い方
- 注入併用:細かな段差の調整
施術の流れ
リスク・副作用・ダウンタイム
- 左右差
- 凹凸・段差の残り
- 下まぶたの外反(あっかんべえ状)
- 傷あと(まつ毛下・数ヶ月赤み)
- 内出血
- 効果の個人差
裏ハムラ法との違い
ハムラ法には切開する場所が異なる2種類があります。
- 表ハムラ(ハムラ法):皮膚を切開/皮膚のたるみも取れる
- 裏ハムラ法:まぶたの裏を切開/皮膚に傷が残らない
皮膚のたるみが強い方は表ハムラ、皮膚のたるみが少なく傷を残したくない方は裏ハムラが向く傾向があります。
こんな方に向いている施術
- 目の下のふくらみと凹みの両方が気になる方
- 脱脂だけでは凹みが心配な方
- 目の下のたるみも一緒に整えたい方
- 黒グマ(影)に悩む方
- 自然でなだらかな目の下にしたい方
ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。
経験豊富な医師に相談を
ハムラ法は、脂肪の移動量や固定、外反の予防に高い技術を要する術式です。下眼瞼手術の症例数が豊富な医師のもとで相談することが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。