ダイオードレーザー
(ダイオードレーザー)
Diode Laser
半導体素子から発振する800〜810nm前後の医療用レーザー。蓄熱式・単発式の2方式があり、痛みが少なく産毛にも対応できる脱毛機として国内クリニックで広く採用されている。
ダイオードレーザーとは
ダイオードレーザーは、半導体素子から発振される800〜810nm前後のレーザーで、医療脱毛の主力光源のひとつです。代表機種にLumenis社の「ライトシェア デュエット/クワトロ」、シネロン・キャンデラ社の「ソプラノ アイス」、ルートロニック社の「クラリティ」(複合機)などがあります。
大きく分けて単発式(HRモード)と蓄熱式(SHRモード)の2方式があり、後者は低出力を高速連続照射して毛包全体を温める仕組みです。蓄熱式は痛みが少なく医療脱毛での産毛対応にも強く、ヒゲ脱毛から女性の全身脱毛まで広く採用されています。
期待される効果
- 顔・全身の永続的な減毛
- 痛みを抑えた脱毛体験(蓄熱式)
- 産毛・うぶ毛部位への対応
- 男性のヒゲ脱毛・体毛脱毛
- 幅広い肌色への対応(機種・モードによる)
施術の流れ
カウンセリングで肌色・毛質・希望部位を確認し、テスト照射で出力を決定します。電気シェーバーで剃毛後、ゴーグルを装着して対象部位に照射します。蓄熱式ではハンドピースを動かしながら連続的に温めるためじんわりとした温感が中心で、痛みは比較的軽めです。所要時間は範囲によって10〜60分、4〜8週間ごとに5〜8回が標準的なペースになります。
施術後のケアと効果実感の目安
当日は紫外線対策と保湿を徹底し、サウナ・長湯・激しい運動・飲酒は控えるのが一般的です。脱毛部位の自己処理は電気シェーバーに限定し、毛抜きやワックスは毛周期を乱すため避けます。蓄熱式は痛みが少なく続けやすい一方で、自分の毛質や肌色に合わせた出力選定が結果と安全性を両立させる鍵になります。
- 当日:軽い赤み・温感、優しいスキンケア
- 1〜2週間:照射した毛が抜け落ちる
- 4〜8週後:次回照射のタイミング
- 3〜5回後:減毛効果がわかりやすくなる
- 5〜8回コース完了:半永続的な減毛が期待できる
毛周期に合わせて4〜8週間ごとに5〜8回のコースを組み、その後は1〜2年ごとのメンテナンスが目安です。蓄熱式・単発式の使い分けで痛みと効果のバランスを調整できるため、毛量の変化に応じてプロトコルを医師と見直していくと、継続しやすく結果も安定します。
リスク・副作用
- 赤み・温感:数時間で軽快
- 毛嚢炎:脱毛後に稀に発生
- 熱傷・水疱:出力過多や日焼け肌で稀に
- 色素沈着・色素脱失:肌質や紫外線対策で発生し得る
- 硬毛化・増毛化:産毛部位で稀に発生し得る
- 瘢痕:深い熱傷後に稀に
- 眼の損傷:保護なしで照射時に重大リスク
費用相場
部位別1回照射は5,000円〜3万円、全身脱毛コース(5〜8回)は15〜40万円が目安です。VIO・顔込みでは25〜50万円程度のコースが一般的です。男性のヒゲ脱毛は6回コースで10〜18万円が相場で、機種やモード(単発/蓄熱)によって痛みと料金のバランスが変わります。
蓄熱式・単発式の機種違いやコース内容で総額が変わります。提示価格に剃毛費・麻酔費・追加照射規定が含まれているかを確認し、痛みの許容度と機種特性を含めて複数院で比較するのがおすすめです。
ダイオードレーザーが向いている人・向いていない人
向いている人:痛みを抑えて脱毛したい/産毛や細い毛にも対応したい/日焼け気味の肌でも脱毛したい/男性のヒゲ脱毛・体毛脱毛を検討している方。
向いていない人:強い日焼け直後/妊娠中/施術部位に活動性の感染や皮膚疾患がある/光感受性の内服薬を使用中の方。
ダイオードレーザーは機種・モードによって痛みと効果のバランスが異なります。自分の毛質・肌質・痛み耐性に合った機種選びと出力設定について、経験豊富な医師とカウンセリングで丁寧に相談したうえで判断してください。