ホワイトニング
(ホワイトニング)

Whitening / Tooth Whitening

過酸化水素・過酸化尿素を主成分とする薬剤で歯のエナメル質内部のステイン(着色汚れ)を分解し、歯の明度を向上させる審美歯科治療の総称。オフィス・ホーム・デュアルの3方式がある。

ホワイトニングとは

ホワイトニングは、過酸化水素または過酸化尿素を主成分とする薬剤を歯に作用させ、エナメル質内部のステイン(着色汚れ)を分解することで歯の明度を向上させる審美歯科治療の総称です。歯を削らずに本来の歯質を保ったまま色味だけを改善できる、低侵襲な美容歯科アプローチとして広く普及しています。

大きく分けてオフィスホワイトニング(歯科医院で行う高濃度法)ホームホワイトニング(自宅で行う低濃度法)デュアルホワイトニング(両者併用)の3方式があります。失活歯(神経のない歯)の場合はウォーキングブリーチという別の手法が用いられます。

仕組み・特徴

過酸化水素や過酸化尿素は分解過程で活性酸素を発生させ、エナメル質内部の有機物(ステイン分子)を分解します。光触媒(光照射)を併用すると反応が促進されるため、オフィスホワイトニングではLEDやレーザー照射が併用されることが一般的です。

  • 過酸化水素濃度:オフィス系30〜35%、ホーム系10〜22%
  • マスキング効果:エナメル質表面の構造変化で光散乱が増え白く見える
  • 適応:生活歯(神経のある歯)が中心
  • 適応外:失活歯、テトラサイクリン歯、被せ物・詰め物
  • 後戻りがある:飲食物の着色とライフスタイルで進行

美容医療での扱われ方

歯科医院での治療が原則で、市販品(OTC)は薬機法の制限上、過酸化水素濃度が低く効果は限定的です。即効性を重視するならオフィスホワイトニング、持続性とコストを優先するならホームホワイトニング、最大効果を狙うならデュアルが選ばれます。

ホワイトニング前後ではカラーチャート(ビタシェードガイド等)で色味を客観評価し、目標シェードを設定するのが一般的です。被せ物や差し歯がある人はホワイトニングでは色合わせが難しく、ラミネートベニアやセラミック治療を併用することもあります。

知っておきたいポイント

  • 知覚過敏が出やすい:施術中・施術後に冷たいものでしみる症状
  • 後戻りは自然な現象:完了後3〜6ヶ月から徐々に戻り始める
  • 食事制限が一定期間必要:色の濃い飲食物(コーヒー・赤ワイン等)の制限
  • 被せ物は白くならない:自然歯のみが対象
  • 妊娠中・授乳中は推奨されないことが多い:胎児への影響は不明確だが慎重対応
  • 市販品の効果は限定的:医療機関での濃度には及ばない

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よくある質問

Q. 何回でどれくらい白くなる?

A. オフィスは1回で1〜3シェード、ホームは2〜4週間で2〜5シェードの明度向上が報告されることが多いものの、元の歯の色やステインの種類で個人差が大きいです。明確な数値は事前のカウンセリングでカラーチャートを使って目標を擦り合わせるのがおすすめです。

Q. 市販のホワイトニング歯磨きは効く?

A. 表面のステインを物理・化学的に除去する効果はあるものの、エナメル質内部の色を変えることはできません。日々のメンテナンスや「これ以上濁らせないため」の予防には有効ですが、明度の本格的な改善には歯科医院での処置が必要です。

関連知識として知っておきたい場面

ホワイトニングは方式選択と継続メンテナンスで結果が変わります。目標シェードと予算・スケジュール感を踏まえて、適応評価ができる経験豊富な歯科医師のもとで方式選択をすることをおすすめします。被せ物・詰め物がある場合の色合わせや、知覚過敏の体質などは事前のカウンセリングで丁寧に確認しておくと安心です。

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