ボラックス
(ボラックス)

Volux

ボラックスはジュビダームビスタシリーズに含まれるヒアルロン酸製剤で、高い硬さと支持力を特徴とします。あごやフェイスラインなど、骨格に近い部位の輪郭形成に用いられることが期待される注入治療の選択肢です。

ボラックスとは

ボラックスとは、ジュビダームビスタシリーズに属するヒアルロン酸製剤の一つで、シリーズのなかでも特に高い硬さと支持力を持つことで知られる注入治療の選択肢です。VYCROSSと呼ばれる独自の架橋技術により、組織をしっかり支える土台のような働きが期待されます。主にあご先やフェイスラインなど、骨格に近く強い支持力が求められる部位に用いられることが想定されています。横顔のラインを整えたい方やフェイスラインに立体感を出したい方に検討される製剤です。ただし効果や仕上がりには個人差があり、骨格や皮膚の状態によって適応は変わります。注入のデザインは医師の技術に左右されるため、丁寧な診断とカウンセリングが大切になります。

期待される効果

  • あご先のボリューム形成や前方への投影感づくりが期待されます
  • フェイスラインを整え、横顔の印象変化が期待されます
  • 高い支持力により土台としての安定感が期待されます
  • e-ラインを意識した輪郭バランスの調整が期待されます
  • メスを使わない方法での輪郭アプローチが期待されます

施術の流れ

はじめにカウンセリングを行い、骨格や皮膚の状態、希望する仕上がりを医師が確認します。あご先やフェイスラインのバランスを見ながら、注入量やデザインを設計していきます。施術当日はメイクを落とし、注入部位を消毒します。痛みをやわらげるため、麻酔クリームや製剤に含まれる麻酔成分を活用する配慮がなされます。その後、細い針やカニューレを用いてヒアルロン酸を皮下の適切な層へ注入します。注入後は形を整えるためにマッサージや微調整を行うことがあります。施術全体の所要時間は、範囲や量にもよりますが20〜30分前後が目安です。注入直後から輪郭の変化を感じやすい点も特徴とされています。

施術後のケアと効果実感の目安

施術後は注入部位に腫れや内出血が生じることがあり、数日程度で落ち着いていくのが一般的です。当日は強くこすったり圧迫したりせず、患部をそっと扱うことが望まれます。激しい運動や飲酒、長時間の入浴は腫れを長引かせる場合があるため、当日は控えめにするとよいでしょう。効果の実感には個人差がありますが、目安は以下の通りです。

  • 施術直後:輪郭の変化を感じやすいが腫れも伴う時期
  • 3日〜1週間:腫れや内出血が落ち着き、自然な形に近づく
  • 2週間以降:製剤が肌になじみ、仕上がりが安定しやすい時期

ボラックスの持続期間はおおむね1年〜1年半程度とされますが、代謝の個人差や注入部位によって変わります。輪郭を維持したい場合は、経過を見ながら医師と相談して追加注入のタイミングを検討していくとよいでしょう。気になる点があれば早めに施術先へ連絡しておくと安心です。

リスク・副作用

  • 注入部位に内出血や腫れが生じることがあります
  • 痛みや赤み、違和感が一時的に残る場合があります
  • 注入量やデザインによって左右差が出ることがあります
  • しこりや凹凸を触れる場合があります
  • まれに血管内に注入されると血流障害が起こるおそれがあります
  • 感染やアレルギー反応が生じる可能性があります

費用相場

ボラックスの費用は、注入する本数や範囲によって幅があります。一般的には1本あたり約80,000〜130,000円程度が目安とされます。あご先やフェイスラインの形成では、希望する仕上がりに応じて複数本が必要になるケースもあり、トータルの費用を見積もっておくことが望まれます。製剤の種類や注入量によって金額が変わるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

費用比較の留意点として、料金の安さだけで施術先を選ぶのは避けたいところです。使用する製剤が正規品かどうか、医師の経験やデザイン力、アフターケアや万一の際の対応体制などは医療機関ごとに異なります。価格が低いという理由だけで判断せず、説明の丁寧さや安全管理を含めて総合的に比較検討することが大切です。表示価格に麻酔代や薬代、再診料が含まれるかどうかも、あらかじめ確認しておくと安心です。

向いている人・向いていない人

  • あご先のボリュームやフェイスラインを整えたい方に向いています
  • メスを使わずに輪郭の印象を変えたい方に向いています
  • 強い支持力のある製剤で立体感を出したい方に向いています
  • 妊娠中・授乳中の方は適応外となる場合があります
  • ヒアルロン酸へのアレルギーがある方は施術が難しいことがあります

ボラックスは輪郭形成の選択肢の一つですが、部位や悩みによっては鼻ヒアルロン酸など別の製剤やアプローチが適することもあります。自分の骨格や希望に合った方法を見極めるためにも、まずはカウンセリングを受け、経験豊富な医師と相談しながら方針を決めていくことをおすすめします。