糸による隆鼻
(イトニヨルリュウビ)

Thread Rhinoplasty

溶ける糸(PDOやPCLなどの吸収糸)を鼻背に縦に挿入し、物理的な支柱とコラーゲン形成で鼻筋に高さを出す施術。

糸による隆鼻とは

糸による隆鼻は、溶ける糸(PDO・PLLA・PCLなどの吸収糸)を鼻背に縦方向に挿入し、鼻筋の高さを出す施術です。プチ隆鼻の一種で、メスを使いません。

糸そのものが物理的な支柱として高さを出すと同時に、糸の周囲に新たなコラーゲンが形成され、糸が吸収された後もある程度の効果が残るとされています。

作用機序

鼻先の小さな穴または鼻の中から、専用のカニューレを用いて吸収糸を鼻背に縦方向に挿入します。糸が支柱として鼻筋の高さを作ります。

糸の周囲では炎症反応によりコラーゲンが新生され、組織が補強されます。糸自体は1〜2年で吸収されますが、コラーゲン形成の効果は一定期間残ります。

期待される効果

  • 鼻筋の高さアップ
  • 鼻先の軽度の上向き化(糸先の張力による)
  • 鼻背のラインの整え
  • メスを使わない手軽さ
  • ダウンタイムが短い
  • コラーゲン形成による副次効果
  • ヒアルロン酸隆鼻との併用での総合効果

術式・施術の選択肢

  • PDO糸:6〜12ヶ月で吸収
  • PLLA/PCL糸:1〜2年持続
  • 本数の調整:3〜10本程度
  • ヒアルロン酸併用:高さと支柱を両立

施術の流れ

  • カウンセリング・本数とラインの設計
  • 局所麻酔
  • 糸の挿入(15〜30分)
  • 止血・冷却
  • 当日からほぼ通常生活、メイクは翌日から

リスク・副作用・ダウンタイム

  • 糸の露出(皮膚から出てくる)
  • 左右差
  • しこり・違和感
  • 感染
  • 効果不足
  • 糸の屈曲・移動
  • 皮膚の血流障害(まれ)

ヒアルロン酸隆鼻との違い

同じプチ隆鼻でも、糸とヒアルロン酸では仕組みと効果の出方が異なります。

  • 糸による隆鼻:縦の支柱でシャープなラインに/効果は中期的
  • ヒアルロン酸隆鼻:ボリュームで丸みのある高さに/効果は半年〜1年

シャープな鼻筋ラインを作りたい場合は糸、丸みのあるボリュームで高さを出したい場合はヒアルロン酸、両方を求める場合は併用が選ばれます。

こんな方に向いている施術

  • 本格的な手術はまだ希望しない方
  • 鼻筋にシャープなラインを出したい方
  • ダウンタイムが取れない方
  • コラーゲン形成も含めた効果を期待する方
  • ヒアルロン酸との併用で鼻筋を総合的に整えたい方

ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。

経験豊富な医師に相談を

糸による隆鼻は、糸の選択・本数・挿入ライン・血流配慮の判断が仕上がりと安全性を左右します。糸リフト施術の経験が豊富な医師のもとで相談することが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。

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