ほうれい線ヒアルロン酸
(ホウレイセンヒアルロンサン)
Nasolabial Fold Hyaluronic Acid Filler
ほうれい線ヒアルロン酸は、鼻の脇から口角へ伸びる溝にヒアルロン酸製剤を注入し、くぼみを内側から持ち上げて目立ちにくくする注入治療です。メスを使わず短時間で受けられる点が特徴とされ、ダウンタイムも比較的短い傾向があります。
ほうれい線ヒアルロン酸とは
ほうれい線ヒアルロン酸とは、鼻の脇から口角へと伸びるほうれい線の溝にヒアルロン酸製剤を注入し、くぼみを内側から持ち上げて目立ちにくく整える注入治療です。加齢や脂肪・骨のボリューム低下によって深まりやすいほうれい線に対し、メスを使わずアプローチできる点が特徴とされています。施術時間は10〜20分程度と短く、ダウンタイムも比較的軽い傾向があるため、初めて美容医療を検討する方にも選ばれやすい施術です。仕上がりには個人差があり、溝の深さや肌の状態によって適した製剤量も変わります。
期待される効果
- ほうれい線のくぼみが目立ちにくくなることが期待されます
- 頬まわりのハリ感や立体感を補う働きが期待されます
- 溝にたまりやすかったメイクのよれが軽減する場合があります
- 表情の影が和らぎ、印象がやわらかく見えやすくなることがあります
- 切らない施術のため、まとまった休みを取りにくい方でも検討しやすいとされます
施術の流れ
まずカウンセリングで溝の深さや肌の状態を確認し、適した製剤と注入量を相談します。施術当日は洗顔後、注入部位に表面麻酔クリームを塗布して痛みをやわらげる場合が多いです。麻酔がなじんだら、医師が極細の針やカニューレを用いてほうれい線の溝に沿ってヒアルロン酸を少量ずつ注入していきます。注入後はなじみを確認しながら左右のバランスを微調整し、必要に応じて軽く整えて施術は終了です。全体の所要時間はカウンセリングを含めても1時間程度が目安とされています。
施術後のケアと効果実感の目安
施術直後はわずかな腫れや赤みが出ることがありますが、多くは数日のうちに落ち着く傾向があります。注入部位を強くこすったり、長時間の入浴・激しい運動・飲酒は当日避けておくとよいでしょう。効果実感の目安は以下のように推移することが多いとされています。
- 施術直後〜数日:腫れや内出血が出る場合があり、仕上がりは安定途中
- 1〜2週間後:製剤が組織になじみ、自然な状態が見えやすくなる頃
- 1か月以降:質感が落ち着き、メンテナンス計画を相談しやすい時期
ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内へ吸収されていくため、状態を保ちたい場合は数か月〜1年程度を目安に追加注入を検討するのが一般的です。次回のタイミングは経過を診てもらいながら相談するとよいでしょう。
リスク・副作用
- 注入部位の腫れ・赤み・痛みが出ることがあります
- 針による内出血が生じ、青あざが数日〜2週間ほど残る場合があります
- 注入量や位置によって左右差や不自然な膨らみが生じることがあります
- 製剤がしこりとして触れたり、表面に凹凸を感じる場合があります
- まれにアレルギー反応や感染が起こる可能性があります
- ごくまれですが、血管内への誤注入による血流障害(血管塞栓)などの重い合併症が報告されています
費用相場
ほうれい線ヒアルロン酸の費用は、1本(1ml)あたりおおむね3万円〜10万円程度が目安とされています。使用する製剤の種類や持続性、注入量、クリニックの料金体系によって幅があり、左右で2本以上を要するケースもあります。持続期間は製剤や個人差により半年〜1年半程度が目安とされ、状態を保つには定期的な追加注入が必要になる場合があります。
費用比較の留意点として、表示価格が1本単位か施術一式かは事前に確認しておくとよいでしょう。極端に安い料金には製剤の種類や麻酔・アフターケアが別料金のこともあるため、総額と内訳、追加費用の有無をあわせて把握しておくと安心です。
向いている人・向いていない人
- 切らずにほうれい線のくぼみをケアしたい方に向いているとされます
- ダウンタイムを短く抑えたい方に検討されやすい施術です
- まずは元に戻せる可逆的な方法から試したい方に向いています
- 注入部位に強い炎症や感染がある方、妊娠・授乳中の方は適さない場合があります
- 過去にヒアルロン酸でアレルギー歴がある方は慎重な判断が必要です
ほうれい線の深さや原因は人によって異なり、たるみが主体の場合はリフト系の施術が適することもあります。自分に合った方法を見極めるためにも、まずは経験豊富な医師のカウンセリングで肌の状態や希望を相談することをおすすめします。