ゴアテックス隆鼻
(ゴアテックスリュウビ)

Gore-Tex Rhinoplasty

ゴアテックス(ePTFE)という多孔質素材を鼻筋に挿入して高さを出す隆鼻術。組織がなじみやすく自然な仕上がりが特徴。

ゴアテックス隆鼻とは

ゴアテックス隆鼻は、ePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)という多孔質の医療用素材「ゴアテックス」を鼻筋に挿入して高さを出す隆鼻術です。鼻プロテーゼ(シリコン)と並ぶ代表的な隆鼻法です。

素材表面の細かな孔に周囲の組織が入り込んで定着するため、ずれにくく、鼻筋になじんだ自然な仕上がりになりやすいのが特徴です。

作用機序

ゴアテックスはやわらかく加工しやすい多孔質素材です。鼻背に挿入すると、孔の中に毛細血管や線維組織が侵入し、素材が周囲と一体化して固定されます。

シリコンが被膜に包まれて存在するのに対し、ゴアテックスは組織と一体化するため可動性が少なく、輪郭が浮きにくい反面、抜去がやや難しくなる傾向があります。

期待される効果

  • 鼻筋の自然な高さアップ
  • なめらかでやわらかい鼻背ライン
  • 素材が組織になじみずれにくい
  • 輪郭が皮膚に浮きにくい
  • プロテーゼより柔らかい感触
  • 鼻根〜鼻背のデザインの自由度

術式・施術の選択肢

  • シート状を重ねる:高さを細かく調整
  • 成形済みスティック:形を整えて挿入
  • ハイブリッド:鼻先は自家軟骨と併用
  • プロテーゼからの入替:自然さを求めて

施術の流れ

リスク・副作用・ダウンタイム

  • 感染(抜去が必要になる場合)
  • 位置ずれ・曲がり
  • 内部の石灰化
  • 長期的な体積の痩せ(吸収)
  • 輪郭の不整
  • 抜去・入替の難しさ

シリコンプロテーゼとの違い

鼻筋を高くする代表的素材であるゴアテックスとシリコンには、なじみ方と扱いやすさに違いがあります。

  • ゴアテックス:組織になじみ自然/ずれにくい/抜去しにくい・吸収の可能性
  • シリコンプロテーゼ:形が安定・抜去しやすい/輪郭が浮くことがある

自然さやなじみやすさを重視するならゴアテックス、形の安定性や入替のしやすさを重視するならシリコンと、優先する点で選択が分かれます。

こんな方に向いている施術

  • 鼻筋を自然に高くしたい方
  • プロテーゼの輪郭の浮きが気になる方
  • やわらかい感触の隆鼻を希望する方
  • 鼻根から鼻背をなだらかに整えたい方
  • 人工物でも組織になじむ素材を選びたい方

ただし、これらに当てはまる場合でも、最終的な適応判断は医師の診察を経て行われます。自己判断ではなく、専門医のカウンセリングで自身に適しているかを確認することが重要です。

経験豊富な医師に相談を

ゴアテックス隆鼻は、素材の加工と挿入位置の設計が仕上がりを左右し、感染時の対応にも経験が必要です。隆鼻術の症例数が豊富な医師のもとで素材選びから相談することが大切です。施術の適応・術式・リスクは一人ひとりの状態で異なります。カウンセリングで自分の状態・希望・ダウンタイムの許容度まで含めて十分に相談したうえで判断することが、納得のいく結果につながります。

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