頬プロテーゼ
(ホオプロテーゼ)
Cheek Implant
シリコンやMEDPORなどの人工インプラントを頬骨上に挿入し、頬骨の高さや中顔面のボリュームをアップさせる手術。骨格的な印象変化が得られるが、希少な術式で施術医の経験が結果を左右する。
頬プロテーゼとは
頬プロテーゼ(Cheek Implant / Malar Augmentation)は、シリコンやMEDPORなどの人工インプラントを頬骨上に挿入する手術です。頬骨の高さや中顔面のボリュームをアップさせ、立体感のある印象を作ります。
骨格的な印象変化が得られる一方、日本では脂肪注入やボリューマ等のヒアルロン酸で代替されることが多く、希少な術式となっています。施術医の経験が結果を大きく左右します。
期待される効果
- 頬骨の高さアップ
- 中顔面のボリューム回復
- 立体感のある彫りの深い印象
- 加齢でフラットになった頬の修復
- 骨格的な永続性のある変化
使用される素材
- シリコンインプラント:柔らかく自然
- MEDPOR(多孔性高密度ポリエチレン):組織と一体化
- ePTFE(ゴアテックス):柔軟性
- カスタムメイド:3DCT撮影でオーダー
- サイズバリエーション:複数の規格品から選択
- 形状の選択:マラー型・サブマラー型・コンビ型
施術の流れ
初回はカウンセリングと3DCT撮影でデザイン。手術当日は静脈麻酔または全身麻酔下で1〜2時間。口腔内(上歯肉)から切開し、骨膜下を剥離してインプラントを挿入・固定します。皮膚に傷が残らないのが特徴です。
術後経過と効果実感
- 2〜4週間:腫れ・内出血
- 1ヶ月:日常生活復帰
- 3ヶ月:自然な仕上がり
- 6ヶ月:完成形
- 長期:除去するまで長期持続
リスク・副作用
- 出血・血腫:術後の合併症
- 感染症:インプラント感染では除去必要
- 神経損傷:眼窩下神経の損傷リスク
- インプラントの移動・露出:稀に
- 左右差:術中調整が重要
- 骨吸収:長期での顎骨変化
- 修正困難:除去後のたるみ
費用相場
両側で50〜150万円。インプラント材質・カスタムメイドの有無・麻酔種類で大きく変動します。フェイシャル輪郭形成セットでは200〜300万円規模になることも。
向いている人・他の選択肢を検討すべき人
向いている人:頬骨の高さが極端に低い/骨格的・永続的な変化を希望/脂肪注入の生着率に懸念がある/長期的なボリューム回復を望む方。
他の選択肢を検討すべき人:軽度〜中等度の悩みはボリューマ等のヒアルロン酸が手軽。長期希望なら脂肪注入も検討。修正可能性を重視するならヒアルロン酸が安全です。
頬プロテーゼは骨格的な変化が得られる一方、リスクも大きい施術です。形成外科または美容外科の経験豊富な医師のもとで素材・サイズ・術後リスクを丁寧に相談したうえで判断することをおすすめします。