ポリヌクレオチド(PN)注射
(ポリヌクレオチド)
Polynucleotide Injection
サーモンなど魚由来のDNA断片を皮膚に注入し、線維芽細胞を活性化してコラーゲン産生と組織修復を促す再生系の注入治療。リジュランと並ぶ韓国発の人気施術として広がっている。
ポリヌクレオチド注射とは
ポリヌクレオチド(PN)注射は、サーモンなど魚由来の高純度DNA断片(ポリヌクレオチド)を皮膚に直接注入し、肌の自己再生能力を引き出す再生医療系の注入治療です。韓国を中心に開発が進み、日本でも近年クリニックでの導入が増えています。
注入されたPNは線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの産生を促すと考えられています。リジュランと原料・コンセプトが近い一方、製剤特性や粘度に違いがあり、ハリ・キメ・小ジワへの効果を狙う肌質改善目的で選ばれます。
期待される効果
- 肌のハリ・弾力の回復
- 小ジワ・浅い溝の軽減
- 毛穴の引き締め
- 肌のキメ・ツヤの改善
- 目の下や口周りの繊細な部位の質感向上
施術の流れ
カウンセリングで肌状態と希望を確認した後、洗顔・クレンジングを行い、必要に応じて表面麻酔クリームを30〜40分塗布します。極細針で顔全体に細かくPN製剤を注入し、所要時間は20〜30分程度です。施術後はクーリングと鎮静を行い、当日からメイクが可能なクリニックもあります。一般的に2〜4週間間隔で3〜5回のコースが推奨されます。
施術後のケアと効果実感の目安
当日は鎮静を優先し、長時間の入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は避けるのが一般的です。施術後48時間は紫外線対策と保湿を丁寧に行い、ピーリングやスクラブなど刺激の強いスキンケアも控えるよう案内されます。注入痕に触れすぎないことも安定した結果につながります。
- 当日:軽い赤み・腫れ、鎮静を優先
- 翌日〜3日:赤みが落ち着き、メイクで隠しやすくなる
- 1週間:内出血があっても多くは吸収される
- 1ヶ月:肌のハリ・キメに変化を感じる人が増える
- 2〜3回目以降:効果が積み重なり持続性が向上
2〜4週間ごとにコースを組み、効果が安定したあとは3〜6ヶ月ごとのメンテナンスが目安です。継続のコツは、肌のコンディションを医師と毎回確認し、製剤量や間隔を調整していくことです。
リスク・副作用
- 注入痕の赤み・腫れ:1〜3日続くことがある
- 内出血:1週間程度で吸収されることが多い
- 一時的なしこり感:注入直後に触知することがある
- かゆみ・違和感:個人差がある
- アレルギー反応:成分への過敏症(極めて稀)
- 感染:清潔操作下でも稀に発生し得る
費用相場
1回あたり3〜6万円が一般的な相場で、コース契約により1回単価が下がるクリニックも多くあります。推奨頻度は2〜4週間ごとに3〜5回、その後は3〜6ヶ月ごとのメンテナンスが目安とされます。製剤の種類や濃度、注入部位の広さによって価格は変動します。
提示価格にカウンセリング費・薬剤費・アフターフォロー費が含まれているかを事前に確認しましょう。広告のコース価格が安くても、別途オプションで総額が変わる場合があります。複数院で見積もりを取り、解約規定や継続条件も含めて比較すると判断しやすくなります。
ポリヌクレオチド注射が向いている人・向いていない人
向いている人:肌のハリ低下や小ジワが気になる/ボリューム形成ではなく肌質そのものを底上げしたい/ダウンタイムを最小限にしたい/繊細な目周りも改善したい方。
向いていない人:魚介類への重度のアレルギーがある/妊娠中・授乳中/自己免疫疾患の活動期/施術部位に活動性の感染や炎症がある方。
ポリヌクレオチド注射は穏やかな変化を積み重ねる施術のため、適応や回数の見極めが重要です。製剤の取り扱いに慣れた経験豊富な医師のもとで、肌状態に合わせた治療計画をカウンセリングで丁寧に相談したうえで判断してください。