乳房リフト
(ニュウボウリフト)

Breast Lift

乳房リフトとは、下垂が気になる乳房の位置や形を、皮膚や組織を引き上げて整える外科的な施術です。乳房固定術とも呼ばれます。

乳房リフトとは

乳房リフトとは、下垂が気になる乳房の位置や形を、余分な皮膚を切除して組織を引き上げ、整える外科的な施術です。乳房固定術(マストペクシー)とも呼ばれ、加齢や体重変化、授乳後などに気になる下垂への対応として検討されます。ボリュームを大きく増やす施術とは目的が異なり、位置や形のバランスを整えることに主眼があります。外科手術であるため傷あとやダウンタイムを伴い、授乳予定がある場合は相談が必要です。検討する際は、カウンセリングで仕上がりやリスクを十分に確認することが大切です。

期待される効果

  • 乳房の位置や形のバランス調整が期待されるとされています
  • 下垂が気になる悩みへのアプローチが検討されることがあります
  • 乳輪の位置の調整が併せて行われることがあります
  • 衣服やシルエットの見え方への変化が期待される場合があります
  • ボリュームの付与とは目的が異なる点に留意が必要です

施術の流れ

乳房リフトでは、まずカウンセリングで下垂の程度や希望する仕上がり、傷あとの位置、リスクの説明を受けます。当日は麻酔を行い、デザインに沿って余分な皮膚を切除し、乳房組織を引き上げて再配置します。必要に応じて乳輪の位置も調整します。下垂の程度や手法によって傷あとの長さや形が変わり、体質によって目立ち方には個人差があります。出血や左右差に配慮しながら縫合し、形を整えます。施術後は圧迫や安静の指示を受け、抜糸や経過確認のために通院する流れが一般的です。

施術後のケアと効果実感の目安

施術後は、創部の保護と上半身の安静が重要です。一般的な経過の目安は次のとおりです。

  • 施術当日〜数日:腫れや痛み、つっぱり感が強く、安静を要する時期
  • 1〜2週間:抜糸を行い、日常生活に少しずつ戻していく時期
  • 数か月〜:傷あとの赤みが徐々に目立ちにくくなり、形が落ち着く時期

傷あとの赤みや硬さは数か月かけて変化していくことが多いとされますが、現れ方には個人差があります。強い痛みや腫れ、発熱、創部の開きや分泌物がある場合は、自己判断せず施術を受けた医療機関に相談しましょう。腕や上半身を大きく動かす動作は、医師の指示に従って徐々に再開することが大切です。

リスク・副作用

  • 切開部に傷あとが残り、目立つ場合があります
  • 腫れ・内出血・痛みが生じることがあります
  • 左右で位置や形に差が出ることがあります
  • 乳輪や乳頭の知覚が変化する可能性があります
  • 創部の開きや感染、血腫が生じる場合があります
  • 授乳機能への影響や、時間の経過に伴う再下垂の可能性があります

費用相場

乳房リフトの費用は、数十万円〜100万円以上が一つの目安で、下垂の程度や手法、切除範囲によって幅があります。麻酔や検査、術後の薬代、抜糸や経過確認の費用が別途必要になることもあります。インプラントなど他の施術と併用する場合は、費用がさらに変わるため、見積もりの内訳を確認しておくと安心です。

費用比較の留意点として、価格だけでなく、傷あとの位置や仕上がりの方針、術後のフォロー体制まで含めて比較することが大切です。極端に安い場合は、麻酔や検査、アフターケアが含まれているかを慎重に確認したいところです。費用と仕上がり、安全管理の両面を、事前のカウンセリングで把握しておきましょう。

向いている人・向いていない人

  • 乳房の下垂や位置のバランスが気になる人に向いています
  • 形の調整を目的に検討している人に向いています
  • 傷あとやダウンタイムを理解したうえで選びたい人に適しています
  • 授乳後の変化への対応を考えている人に向いています
  • 授乳予定があり影響を避けたい人やダウンタイムを取れない人には向きにくい面があります

乳房リフトは下垂や形の悩みへのアプローチとして検討されますが、外科手術であり傷あとやダウンタイム、再下垂などのリスクを伴います。自分に適しているかは乳房の状態やライフプランによって異なるため、自己判断は避け、経験豊富な医師に十分な説明を受けながら慎重に検討することをおすすめします。