エラ用ボトックス詳細
(エラヨウボトックスショウサイ)

Masseter Botox

エラ用ボトックスは、発達した咬筋にボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉のはたらきを和らげることでフェイスラインの印象づくりを目指す施術です。メスを使わない注入治療として、ダウンタイムの少なさから関心が高まっています。

エラ用ボトックスとは

エラ用ボトックスとは、発達した咬筋(こうきん)にボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉のはたらきを一時的にやわらげる注入治療です。エラの張りは骨格だけでなく、咬筋という噛むための筋肉が発達していることが要因となる場合があります。咬筋にアプローチすることで、フェイスラインの印象づくりを目指します。メスを使わず短時間で受けられる手軽さから、近年関心が高まっている施術のひとつです。一般的なボトックスと同じ製剤を、部位に合わせた量で用います。

期待される効果

  • 咬筋の張りがやわらぎ、フェイスラインがすっきりした印象に近づくことが期待されます
  • エラの横幅の張り出しがやわらいで見える可能性があります
  • 食いしばりや歯ぎしりの負担軽減を目的に行われる場合があります
  • メスを使わないため、傷あとが残りにくいことが利点とされます
  • 効果には個人差があり、感じ方には差が生じます

施術の流れ

はじめにカウンセリングを行い、エラの張りの要因が咬筋によるものか、骨格によるものかを医師が確認します。注入の対象が決まったら、咬筋の位置や厚みを触診で見極めます。施術当日は洗顔後、注入部位を消毒し、必要に応じて表面麻酔を用います。細い針で咬筋へ製剤を数か所に分けて注入し、所要時間は10〜20分程度が一般的です。注入後はその場の経過を確認し、当日のうちに帰宅できることが多い施術です。注入量は左右のバランスを見ながら調整されます。

施術後のケアと効果実感の目安

施術当日は注入部位を強くこすらず、激しい運動や飲酒、長時間の入浴は控えめにすると安心です。製剤が広がりすぎないよう、注入後しばらくは横になって顔を押し当てる姿勢を避けるとよいでしょう。効果の出方には次のような目安があります。

  • 注入直後〜数日:内出血や軽い腫れが出ることがあります
  • 2〜3週間後:咬筋の張りがやわらぎ、変化を感じ始める方が多い時期です
  • 1〜2か月後:フェイスラインの印象が落ち着いてくる目安とされます

効果はおおむね3〜6か月程度で徐々に戻るため、状態を見ながら繰り返し受ける方もいます。維持を目指す場合の間隔は、医師と相談しながら決めていくとよいでしょう。

リスク・副作用

  • 注入部位の内出血、赤み、軽い腫れが生じることがあります
  • 左右の効き方に差が出て、フェイスラインに左右差を感じる場合があります
  • 噛む力が一時的に弱く感じられることがあります
  • 笑ったときの表情に違和感が出る可能性があります
  • 頭痛や注入部位周辺の重だるさを感じる場合があります
  • まれにアレルギー反応や、効果の出にくさが起こることがあります

これらの症状の多くは時間の経過とともに落ち着くとされますが、症状が続く場合は施術を受けたクリニックへ早めに相談することが大切です。

費用相場

エラ用ボトックスの費用は、片側あたり1〜3万円、両側で2〜6万円程度が目安とされます。使用する製剤の種類や注入量、クリニックの料金体系によって幅があります。効果が一定期間で戻るため、状態維持を目指す場合は数か月ごとの施術を想定しておくと予算が立てやすくなります。

費用比較の留意点として、料金の安さだけで選ぶのは慎重に検討したいところです。製剤の種類や1回あたりの注入量、アフターフォローの有無によって総額は変わってきます。表示価格に含まれる範囲を事前に確認しておくとよいでしょう。

向いている人・向いていない人

  • 咬筋の発達によるエラの張りが気になる方に向いているとされます
  • メスを使わず、ダウンタイムの少ない施術を希望する方に適しています
  • 食いしばりや歯ぎしりの負担をやわらげたい方にも選ばれています
  • 妊娠中・授乳中の方、神経筋疾患のある方は受けられない場合があります
  • 骨格そのものが要因の張りには、効果を感じにくいことがあります

エラの張りの要因は人によって異なり、適した施術も変わります。自分に合うかどうかを見極めるためにも、カウンセリングで経験豊富な医師に相談し、リスクや効果の見込みを十分に確認したうえで判断することをおすすめします。

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