FGF
(エフジーエフ)

FGF (Fibroblast Growth Factor)

FGFは線維芽細胞増殖因子と呼ばれる成長因子の一種で、肌の真皮にある線維芽細胞にはたらきかける美容医療の手法です。コラーゲンやエラスチンの産生をうながし、肌のハリやボリュームの維持をサポートすることが期待されています。

FGFとは

FGF(線維芽細胞増殖因子)とは、肌の真皮にある線維芽細胞にはたらきかける成長因子の一種で、美容医療で活用される手法です。線維芽細胞はコラーゲンエラスチンヒアルロン酸といった肌のハリを支える成分を生み出す役割を担っています。FGFはこの細胞を刺激することで、肌を内側から整えるサポートが期待されるとされています。成長因子を用いた施術のひとつとして位置づけられ、加齢にともなう肌のボリューム低下や弾力の変化が気になる方に向けて提案されることがあります。製剤や手法はクリニックごとに異なるため、内容を事前に確認しておくとよいでしょう。

期待される効果

FGFによって期待されるとされる主な変化は次のとおりです。効果のあらわれ方には個人差があります。

  • 肌のハリや弾力のサポート
  • 小じわや浅い凹みが目立ちにくくなること
  • 頬や目元など、ボリュームが気になる部位の補整
  • 肌のキメやなめらかさの印象アップ
  • 時間をかけてゆるやかに変化する自然な仕上がりの傾向

施術の流れ

施術はまず医師によるカウンセリングからはじまります。肌の状態や悩み、希望する仕上がりを確認し、注入する部位や量を相談しながら決めていきます。当日は施術部位を洗浄・消毒し、必要に応じて麻酔クリームなどで痛みをやわらげる配慮を行います。その後、細い針やカニューレを用いてFGFを含む製剤を真皮層へ注入します。注入時間は部位にもよりますが、数十分程度で終わることが一般的です。施術後は注入部位を冷やすなどのケアを行い、当日のうちに帰宅できるケースが多いとされています。仕上がりの確認や追加の相談のため、後日の再診を案内されることもあります。

施術後のケアと効果実感の目安

施術直後は注入部位に赤みや腫れ、内出血があらわれることがあります。これらは数日から1週間ほどで落ち着いていくとされますが、経過には個人差があります。施術当日は強くこする・温めるといった刺激を避け、清潔を保つことが大切です。効果実感までの一般的な目安は次のとおりです。

  • 施術直後〜数日:腫れや内出血が出やすい時期
  • 1〜2週間:ダウンタイムが落ち着き、肌になじみはじめる
  • 1か月以降:コラーゲン産生のサポートにより、ゆるやかな変化を感じやすい時期とされる

変化を維持したい場合は、医師と相談のうえで定期的なメンテナンスを検討するとよいでしょう。日常的な保湿や紫外線対策を続けることも、肌の状態を整えるうえで役立つと考えられています。

リスク・副作用

FGFを用いた施術には、次のようなリスク・副作用の可能性があります。施術前に十分な説明を受けておくことが大切です。

  • 注入部位の赤み・腫れ・痛み
  • 内出血やあざのような変化
  • しこりや凹凸が生じる可能性
  • 組織が過剰に増殖し、ふくらみが目立つ可能性
  • 注入部位の感染や炎症
  • アレルギー反応や、まれに左右差が生じる可能性

とくにFGFは組織の増殖をうながす性質があるため、過剰な反応への懸念が指摘されることもあります。リスクを理解したうえで、慎重に判断することが望ましいでしょう。

費用相場

FGFを用いた施術の費用相場は、1部位あたり3万円〜10万円程度が目安とされます。注入する部位や範囲、製剤の種類、クリニックの方針によって金額は幅があります。複数部位をまとめて施術する場合や、メンテナンスを継続する場合は、総額が変わってくる点も意識しておくとよいでしょう。

費用比較の留意点として、表示価格だけで判断するのは避けたいところです。料金にカウンセリング料や麻酔代、アフターケアの費用が含まれるかはクリニックごとに異なります。極端に安い価格には注意し、施術内容やサポート体制、医師の経験も含めて総合的に比較検討することが大切です。事前に見積もりの内訳を確認しておくとよいでしょう。

向いている人・向いていない人

FGFを用いた施術が向いていると考えられるのは、次のような方です。

  • 加齢による肌のハリやボリュームの変化が気になる方
  • 時間をかけてゆるやかに変化する自然な仕上がりを希望する方
  • 小じわや浅い凹みのケアを検討している方

一方で、妊娠中・授乳中の方、施術部位に炎症や感染がある方、過去にしこりなどのトラブルを経験した方などは、施術が向かない場合があります。FGFは組織の増殖をうながす性質があるため、適応の判断には慎重さが求められます。自分に合った施術かどうかを見極めるためにも、経験豊富な医師によるカウンセリングを受け、リスクや代替手段も含めてよく相談することをおすすめします。

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