こけ頬脂肪注入
(コケホオシボウチュウニュウ)
Sunken Cheek Fat Graft
こけ頬脂肪注入は、加齢や痩身により頬がこけてやつれた印象になった部分へ、自分の脂肪を採取して注入し、ふっくらとした立体感を補う輪郭形成術です。自然なボリューム回復が期待されます。
こけ頬脂肪注入とは
こけ頬脂肪注入とは、加齢や急激な痩身などによって頬がこけ、やつれた印象になった部分へ、自分の体から採取した脂肪を注入してふっくらとした立体感を補う輪郭形成の施術です。太ももや腹部などから吸引した自家脂肪を精製し、頬のへこんだ部位へ層状に注入することで、自然なボリュームの回復が期待されます。ヒアルロン酸などの顔の脂肪注入と同じく自家組織を用いるため、異物反応が起こりにくい点が特徴とされます。定着した脂肪は長期的に維持される傾向があるものの、定着率には個人差があります。仕上がりや適応については、経験豊富な医師の診察を受けることが大切です。
期待される効果
- こけた頬・やつれた印象の改善が期待されます
- 頬に自然なボリュームと立体感を与え、若々しい印象づくりに役立ちます
- 顔全体の輪郭をなだらかに整える効果が期待されます
- 自家脂肪を用いるため、なじみやすい質感に仕上がりやすいとされます
- 定着した脂肪は長期的に維持される傾向があります(個人差があります)
施術の流れ
まずカウンセリングで頬のこけ具合や希望するボリュームを確認し、注入量や採取部位を相談します。施術当日は、麻酔を行ったうえで太ももや腹部などから脂肪を吸引採取します。採取した脂肪は不純物や水分を取り除いて精製し、注入に適した状態に整えます。続いて、こけた頬の部位へ細いカニューレを使い、層状に少量ずつ注入してボリュームと立体感を調整します。注入後は左右のバランスや形を確認して施術を終えます。採取と注入を合わせた所要時間は、範囲によって数十分から数時間程度が目安となります。
施術後のケアと効果実感の目安
施術直後は注入部位や脂肪を採取した部位に腫れや内出血が生じやすく、頬がやや膨らんで見えることがあります。注入した脂肪の一部は時間の経過とともに吸収されるため、最終的な仕上がりが安定するまでには一定の期間がかかります。経過には個人差がありますが、目安は次の通りです。
- 施術直後〜数日:腫れ・内出血が目立ちやすい時期
- 1〜2週間:腫れが徐々に落ち着き、内出血も薄れていきます
- 1〜3か月:吸収が進み、定着した脂肪によるボリュームが安定してくる傾向
定着率を高めるためにも、施術後しばらくは強いマッサージや過度な圧迫を避けることがすすめられます。経過や仕上がりに不安がある場合は、自己判断せず担当の医師に相談することが望ましいでしょう。
リスク・副作用
- 注入部位や採取部位の腫れ・むくみが生じることがあります
- 内出血や皮下出血があらわれる場合があります
- 注入量や定着の差により、左右差が生じる可能性があります
- 脂肪の定着率にはばらつきがあり、追加施術が必要になる場合があります
- 注入部位にしこりや硬さを感じることがあります
- まれに感染や石灰化などのトラブルが起こる可能性があります
費用相場
こけ頬脂肪注入の費用は、採取する範囲や注入量、クリニックの料金体系によって幅があり、おおよそ30万円〜70万円程度が一つの目安とされます。脂肪採取と注入をセットにしたプラン、麻酔代や定着率を高める処理の有無などで総額は変動します。一度で十分なボリュームが定着しない場合に、追加注入を行うケースもあります。
費用比較の留意点として、表示価格が採取部位1か所あたりか、注入部位を含む総額かはクリニックによって異なります。アフターケアや再注入の費用が含まれるかも確認しておくとよいでしょう。料金の安さだけで判断せず、医師の経験や説明内容も含めて総合的に検討することがすすめられます。
向いている人・向いていない人
- 頬がこけて疲れた印象に見えるのが気になる方に向いています
- 自家組織で自然なボリューム感を補いたい方に向いています
- 採取できる脂肪が極端に少ない方には不向きな場合があります
- 注入部位に炎症や感染がある方は施術を控えることがあります
- 妊娠中・授乳中の方や、持病のある方は事前に相談しておくとよいでしょう
こけ頬脂肪注入は、適応や注入量の見極めによって仕上がりが大きく変わる施術です。自分に向いているかどうか、定着率や仕上がりのイメージについても含めて、経験豊富な医師とのカウンセリングで十分に相談することをおすすめします。