目の下ボトックス
(メノシタボトックス)
Under-Eye Botox
目の下ボトックスは、ボツリヌストキシン製剤を目の下の眼輪筋へ少量注入する施術です。笑ったときに盛り上がる目の下のふくらみをやわらげ、目元の印象を整えることを目的に行われます。注入量や部位の調整がデリケートで、医師の技術が問われる施術とされています。
目の下ボトックスとは
目の下ボトックスとは、ボツリヌストキシン製剤を目の下にある眼輪筋へ少量注入する施術です。笑ったときに目の下が盛り上がる「ぷっくりとしたふくらみ」は、眼輪筋の収縮が関係していると考えられています。この筋肉の過剰なはたらきを一時的にやわらげることで、目元の印象を整えることを目的としています。注入量や部位の見極めがデリケートで、目元という繊細な部位を扱うため、解剖を理解した医師による調整が重要とされる施術です。注入治療のひとつとして、ボトックスの応用的な使い方に位置づけられます。
期待される効果
- 笑ったときに目立つ目の下のふくらみがやわらぐこと
- 目元全体の印象がすっきりと整うこと
- 目を大きく見せる印象につながること
- メスを使わない注入施術で取り入れやすいこと
効果の程度や見え方には個人差があり、すべての方に同じ変化があらわれるわけではありません。目元の状態や筋肉のつき方によって適した注入量は異なるため、事前にカウンセリングで確認しておくとよいでしょう。
施術の流れ
はじめに医師が目元の状態や筋肉の動きを確認し、注入の方針を相談します。施術当日は洗顔やメイクオフのうえ、注入部位に消毒を行います。ご希望に応じて表面麻酔のクリームを使用する場合もあります。極細の針で眼輪筋へ少量ずつ製剤を注入し、左右のバランスを見ながら調整します。注入そのものは数分程度で終わることが多く、その日のうちに帰宅できるケースが一般的です。施術後は注入部位を強くこすらないよう気をつけながら過ごします。
施術後のケアと効果実感の目安
注入直後はメイクや洗顔を控えるよう案内される場合があります。目元はデリケートなため、当日は強くこすったり、うつ伏せで寝たりすることを避けると安心です。効果のあらわれ方には個人差があり、おおよその目安は次のとおりです。
- 当日〜翌日:注入部位に軽い赤みや内出血が出ることがあります
- 2〜3日後:腫れや違和感が落ち着いてくることが多い時期です
- 1〜2週間後:徐々に筋肉のはたらきがやわらぎ、変化を感じやすくなります
- 3〜4か月後:効果が薄れてくる頃で、メンテナンスを検討する時期です
効果は時間の経過とともに少しずつ戻っていくため、印象を保ちたい場合は定期的なメンテナンス注入を検討することになります。再注入のタイミングは目元の状態によって異なるため、医師と相談しながら計画を立てるとよいでしょう。
リスク・副作用
- 注入部位の内出血や赤み
- 一時的な腫れや違和感
- 左右差や表情の不自然さが生じる可能性
- 注入量や部位によっては下まぶたのたるみ感が出ることがある
- まれにアレルギー反応や頭痛などの全身症状
- 効果のあらわれ方や持続期間の個人差
目の下は皮膚が薄く繊細な部位のため、注入のバランスによっては目元の印象が想定と異なることもあります。気になる症状が続く場合は、施術を受けたクリニックへ早めに相談しておくとよいでしょう。
費用相場
目の下ボトックスの費用は、両目で1回あたり1万円〜3万円程度が目安とされます。使用する製剤の種類や注入量、クリニックの料金体系によって幅があります。効果は数か月で薄れていくため、印象を保つには3〜4か月ごとの再注入を見込んでおくと、年間の費用イメージがつかみやすくなります。
費用比較の留意点として、価格だけで選ぶのではなく、使用製剤の種類や医師の経験、カウンセリングの丁寧さなども含めて総合的に判断することが大切です。極端に安い料金には注入量や製剤の条件が異なる場合もあるため、内訳を事前に確認しておくと安心です。
向いている人・向いていない人
- 笑ったときの目の下のふくらみが気になる方
- メスを使わない注入施術から始めたい方
- ダウンタイムをできるだけ抑えたい方
- 一方で、皮膚のたるみや脂肪のふくらみが主な原因の方は適応が異なる場合があります
- 妊娠中・授乳中の方や、神経筋疾患のある方は施術を控えることがあります
目の下のふくらみの原因は筋肉だけでなく、脂肪や皮膚のたるみなど人によってさまざまです。そのため、目の下ボトックスが適しているかどうかは、目元の状態を見て見極める必要があります。自分に合った施術を選ぶためにも、経験豊富な医師のカウンセリングを受け、十分に相談したうえで判断することをおすすめします。