ヌクレオフィル
(ヌクレオフィル)
Nucleofill
ヌクレオフィルは、サケ由来のポリヌクレオチド(PN)を主成分とする注入治療です。肌の内側からハリやうるおいを育むことを目的とし、複数回の施術で土台からのコンディション改善が期待されています。
ヌクレオフィルとは
ヌクレオフィルとは、サケの精子由来とされる高純度のポリヌクレオチド(PN)を主成分とする注入治療です。ヒアルロン酸のように立体的なボリュームを足す目的ではなく、肌そのもののコンディションを内側から育てる「肌育」タイプの製剤として位置づけられています。乾燥やハリ不足が気になる肌に対し、土台からうるおいとなめらかさを整えることが期待されます。同じくPNを用いるポリヌクレオチド(PN)注射の一種として注目されており、複数回の施術を前提に少しずつ肌質の変化を目指す点が特徴です。効果には個人差があります。
期待される効果
- 肌のハリ・弾力感の向上が期待されます
- うるおい・保水力が高まり、乾燥が気になりにくくなることが期待されます
- キメが整い、肌表面のなめらかさが期待されます
- 乾燥による小じわが目立ちにくくなることが期待されます
- くすみ感がやわらぎ、明るい印象につながることが期待されます
施術の流れ
はじめに医師によるカウンセリングを行い、肌の状態や悩み、施術歴を確認します。当日は洗顔でメイクを落とし、必要に応じて表面麻酔クリームを塗布して痛みをやわらげます。麻酔が効いたら、頬や目元、フェイスラインなど気になる部位に細い針で少量ずつ製剤を注入していきます。注入方法は点状に打つ手法やラインを描く手法などがあり、肌の状態に合わせて調整されます。所要時間はおおむね20〜30分程度が目安で、施術後はクーリングして赤みを落ち着かせます。ダウンタイムが比較的短いため、当日の予定が組みやすい点も特徴とされています。
施術後のケアと効果実感の目安
施術直後は注入部位に赤みや軽い腫れが出ることがあり、当日は強くこすらず、やさしく保湿することが望まれます。ダウンタイムは比較的軽いとされますが、内出血が出た場合は数日かけて落ち着いていきます。効果の実感には段階があり、おおまかな目安は次の通りです。
- 当日〜数日:赤み・腫れ・内出血が出ることがある
- 1〜2週間後:うるおい感やハリのきっかけを感じはじめる人もいる
- 2〜4週間ごと:複数回の施術を重ねて土台を整えていく
- コース完了後:肌質の変化を実感しやすくなる傾向
効果の持続には個人差があり、半年ごとを目安にメンテナンスを続けることで良好な状態を保ちやすいと考えられています。施術間隔や回数は医師の判断に従うことが大切です。
リスク・副作用
- 注入部位の赤み・腫れ・熱感が一時的に生じることがあります
- 内出血が起こり、消えるまで1〜2週間ほどかかることがあります
- 注入部位に一時的なしこりや硬さを感じることがあります
- まれにアレルギー反応が起こる可能性があります(魚由来成分のため事前申告が重要です)
- 注射に伴う感染や炎症が起こる可能性があります
- 痛みや違和感、針痕が残ることがあります
費用相場
費用は1回あたり2万〜5万円前後が目安で、使用する本数や施術部位によって変動します。土台づくりを目的に2〜4週間ごとに3〜4回のコースを組むことが一般的で、コース総額では6万〜18万円程度になることが多い傾向です。その後は半年ごとのメンテナンスを想定すると、年間の費用感もイメージしやすくなります。
費用比較の留意点として、表示価格が1回分か1コース分かはクリニックによって異なります。麻酔代やアフターケア代が別途かかる場合もあるため、総額で比較することが大切です。極端に低い料金のみを基準にせず、医師の経験や衛生管理、カウンセリングの丁寧さも含めて総合的に検討することをおすすめします。
向いている人・向いていない人
- 向いている人:乾燥やハリ不足が気になり、内側から肌質を整えたい方
- 向いている人:ボリュームを足すより、自然な肌コンディションの底上げを目指したい方
- 向いている人:複数回の施術とメンテナンスに無理なく通える方
- 向いていない人:妊娠中・授乳中の方、魚由来成分にアレルギーのある方
- 向いていない人:施術部位に感染や炎症がある方、即日の大きな変化を求める方
ヌクレオフィルは肌の土台を時間をかけて整えていく施術のため、目的や肌質との相性を見極めることが大切です。持病や服用中の薬がある場合は事前に伝えておくとよいでしょう。施術が自分に合うかどうかは、カウンセリングで経験豊富な医師に相談しながら判断することをおすすめします。