口角ボトックス
(コウカクボトックス)

Mouth Corner Botox

口角ボトックスは、口角を下げる筋肉の働きを和らげ、口元の印象をやわらかく整えることが期待される注入治療です。メスを使わず短時間で受けられ、口角が下がって見える悩みへのアプローチとして注目されています。

口角ボトックスとは

口角ボトックスとは、口角を下方向へ引き下げる筋肉(口角下制筋・DAO)にボツリヌストキシン製剤を少量注入し、その過剰な働きを一時的に和らげる注入治療です。加齢や表情のクセによって口角が下がって見えると、疲れた印象や不機嫌そうな印象につながりやすいといわれます。口角ボトックスは、こうした口元の筋バランスを整えることで、口角の下がりをやわらげ、明るくやわらかな印象へ近づけることが期待されます。メスを使わず短時間で受けられる点が特徴で、ダウンタイムも比較的軽い傾向にあります。なお効果や持続には個人差があります。

期待される効果

  • 口角の下がりがやわらぎ、口元の印象が明るく見えやすくなることが期待されます
  • 口角を引き下げる筋肉の緊張が和らぎ、表情のバランスが整いやすくなります
  • 「への字口」に見えやすい状態への一時的なアプローチが期待されます
  • メスを使わないため、傷あとが残りにくい点がメリットとされます
  • 施術時間が短く、日常生活へ戻りやすい傾向があります

施術の流れ

はじめにカウンセリングで、口元の筋肉の動きや左右差、希望する仕上がりを確認します。その後、口角周辺を消毒し、必要に応じて表面麻酔やアイシングを行います。医師が口角下制筋の位置を見極め、極細の針で製剤を少量ずつ注入します。注入自体は数分程度で終わることが多く、注入量や部位は一人ひとりの筋肉の状態に合わせて調整されます。施術後はその場で表情を確認し、注意事項の説明を受けて終了となります。仕上がりには個人差があり、変化が現れるまでに数日かかる場合があります。

施術後のケアと効果実感の目安

施術直後は注入部位に軽い赤みや腫れ、まれに内出血がみられることがありますが、多くは数日で目立たなくなる傾向です。当日は注入部位を強くこすったり、長時間の入浴・激しい運動・飲酒を控えると、腫れや内出血を抑えやすいといわれます。効果実感までの一般的な目安は次のとおりです。

  • 当日〜翌日:注入部位の軽い赤みや腫れがみられる場合があります
  • 3〜7日後:徐々に筋肉の働きが和らぎ、変化を感じ始める方が多い時期です
  • 2週間ごろ:仕上がりが安定し、口元の印象の変化を実感しやすくなります

効果は永続するものではなく、おおむね3〜4カ月程度で徐々に元へ戻っていくとされます。状態を保ちたい場合は、医師と相談しながら定期的なメンテナンス注入を検討するとよいでしょう。持続期間には個人差があります。

リスク・副作用

  • 注入部位の内出血、赤み、腫れが生じる場合があります
  • 口角や口元に左右差が出ることがあります
  • 注入量や部位によっては、口元の動かしにくさや表情の違和感を感じる場合があります
  • まれに口角周辺のこわばりや、滑舌・口の動きへの一時的な影響が生じることがあります
  • 製剤に対するアレルギー反応や、頭痛・倦怠感などの全身症状が現れる可能性があります
  • 効果の現れ方や持続期間には個人差があり、期待した変化が得られない場合があります

費用相場

口角ボトックスの費用は、1回あたりおおむね1万〜3万円前後が目安とされます。使用する製剤の種類(国内承認製剤か海外製剤か)や注入量、クリニックの料金体系によって幅があります。効果は一時的なため、状態の維持を希望する場合は数カ月ごとの再施術が必要になり、その分の費用も見込んでおくとよいでしょう。

費用比較の留意点として、表示価格が1回分か複数回分か、麻酔代や再診料が含まれるかはクリニックごとに異なります。料金の安さだけで選ぶのではなく、使用製剤や医師の経験、アフターフォローの体制も含めて総合的に確認しておくとよいでしょう。事前に総額の見積もりを把握しておくと安心です。

向いている人・向いていない人

  • 向いている人:口角が下がって見える印象を、メスを使わずやわらげたい方
  • 向いている人:ダウンタイムを抑えつつ口元の印象を整えたい方
  • 向いている人:まずは一時的な変化で様子をみたい方
  • 向いていない人:妊娠中・授乳中の方や、神経筋疾患のある方
  • 向いていない人:製剤にアレルギーの既往がある方
  • 向いていない人:効果の持続や仕上がりに完璧さを強く求める方

口角の下がりには筋肉だけでなく、皮膚のたるみや骨格など複数の要因が関わることがあります。そのため、口角ボトックスが適しているかどうかは、口元の状態によって異なります。施術を検討する際は、自己判断で進めず、経験豊富な医師のカウンセリングを受け、効果やリスク、ほかの選択肢も含めてよく相談することをおすすめします。

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