コンデンスリッチファット
(コンデンスリッチファット)
Condense Rich Fat (CRF)
コンデンスリッチファットは、吸引した脂肪を専用機器で遠心分離し、不純物を取り除いて濃縮した状態で注入する脂肪注入の手法です。生着しやすい良質な脂肪のみを使用するため、ボリューム形成や輪郭の補正に用いられます。
コンデンスリッチファットとは
コンデンスリッチファット(CRF)とは、自分の体から吸引した脂肪を専用の遠心分離機で処理し、不純物を取り除いて濃縮した状態で注入する脂肪注入の手法です。一般的な脂肪注入では、血液や麻酔液、損傷した脂肪細胞などが混在しやすいとされます。CRFではこれらを分離し、生着しやすい良質な脂肪のみを抽出して使用する点が特徴です。顔の脂肪注入の一種として、頬やこめかみ、目元などのボリューム補正に用いられます。自己組織を活用するため、なじみのよい仕上がりが期待される手法です。
期待される効果
- 頬・こめかみ・額などのくぼみに対するボリューム補正
- 加齢に伴う痩せこけた印象のやわらげ
- 目元・涙袋まわりの自然なふくらみの形成
- 自己脂肪を用いることによるなじみのよい質感
- 濃縮脂肪を使うことで期待される生着のしやすさ(個人差があります)
施術の流れ
まずカウンセリングで注入部位や採取部位、希望する仕上がりを確認します。施術当日は、太ももやお腹などから脂肪を吸引し、専用の遠心分離機で不純物を取り除いて濃縮します。その後、濃縮した脂肪を細いカニューレで目的の部位へ少量ずつ注入していきます。採取から注入まで同日に行われるのが一般的です。注入量や層を調整しながら、左右のバランスを見て仕上げます。麻酔の方法や所要時間は施術範囲によって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
施術後のケアと効果実感の目安
施術後は採取部位・注入部位ともに腫れや内出血が出ることがあり、ダウンタイムへの配慮が必要です。注入直後はボリュームがやや多めに見えても、脂肪の一部が吸収されて落ち着いていくとされます。経過には個人差があります。
- 当日〜数日:腫れ・内出血が出やすい時期。患部を強く圧迫しないよう配慮します。
- 1〜2週間:腫れが徐々に引き、内出血が薄れていく傾向があります。
- 1〜3カ月:吸収されずに生着した脂肪が定着し、仕上がりが安定してくる目安です。
採取部位には圧迫固定が指示される場合があります。生着率を高めるために、医師の指示に沿ったケアや経過観察を続けることが大切です。仕上がりに物足りなさが残る場合、追加の注入を検討することもあります。
リスク・副作用
- 腫れ・内出血・痛み(採取部位と注入部位の両方に生じることがあります)
- 左右差や凹凸など仕上がりの不均一
- 注入脂肪の一部が吸収され、ボリュームが想定より減ること
- しこりや石灰化、嚢胞の形成
- 感染や炎症
- 採取部位の硬さや色素沈着、知覚の変化
これらのリスクの程度には個人差があります。気になる症状が続く場合は、施術を受けた医療機関へ早めに相談することが大切です。
費用相場
コンデンスリッチファットの費用は、1部位あたり20万〜50万円程度が目安とされます。採取量や注入する範囲、麻酔の種類によって金額は変動します。複数部位を同時に行う場合や、採取部位の脂肪吸引費用が別途加算される場合もあります。
費用比較の留意点として、表示価格に脂肪吸引費・麻酔費・アフターケア費が含まれているかを確認しておくとよいでしょう。料金の安さだけで判断せず、施術範囲や保証制度の内容、追加注入の有無もあわせて比較することがすすめられます。総額の内訳を事前に確認しておくと安心です。
向いている人・向いていない人
- 頬やこめかみのこけ、ボリューム不足が気になる方
- 自己組織を使ったなじみのよい補正を希望する方
- 採取に必要な脂肪がある程度確保できる方
- 採取部位・注入部位のダウンタイムを確保できる方
- 極端に脂肪が少なく採取が難しい方や、全身状態によっては適さない場合があります
向き不向きは体質や脂肪の状態、希望する仕上がりによって異なります。生着率や仕上がりには個人差があるため、メリットとリスクの両面を理解したうえで判断することが大切です。施術を検討する際は、経験豊富な医師によるカウンセリングを受け、十分に相談したうえで決めることをおすすめします。