ブラジリアンバットリフト
(ブラジリアンバットリフト)

Brazilian Butt Lift

ブラジリアンバットリフト(BBL)は、自分の体から採取した脂肪を臀部に移す手術です。お尻の形やボリュームを変える目的で行われますが、死亡につながる脂肪塞栓などの重大なリスクがあります。

ブラジリアンバットリフトとは

脂肪吸引と臀部への脂肪注入を組み合わせる方法です。「BBL」という略称は光治療にも使われますが、この記事は臀部への脂肪移植を扱います。皮膚のたるみを切除する臀部リフトや、インプラントを入れる手術とも区別します。[資料:米国形成外科学会(ASPS)]

最初に知っておきたい脂肪塞栓のリスク

ASPSなど4団体の共同声明は、臀部脂肪注入に伴う死亡例を踏まえ、安全対策の徹底を求めています。脂肪が血流に入ることで重大な障害が起こり得るため、採取する脂肪が自分のものでも安全とは限りません。[資料:ASPSなど4団体]

過去の特定の調査の数値を、現在のどの施設・どの方法にも当てはまる発生率としては示しません。説明を受ける際は、重い合併症を含めた対応を確認してください。

医療機関の安全体制をどう確認する?

共同声明では、脂肪を筋肉内ではなく皮下に留めること、注入位置を確認する超音波の使用、執刀医の資格・経験と術後の継続診療を重視しています。これらを備えていても、リスクがなくなるわけではありません。[資料:ASPSなど4団体]

  • 誰が手術を担当し、臀部の脂肪注入をどのように行うか
  • 超音波で位置を確認する体制があるか
  • 合併症に対応する設備・搬送先と、夜間の連絡方法
  • 遠方から受ける場合、帰宅後に誰が診療するか

仕上がりの限界とその他の合併症

感染、左右差、皮膚の凹凸、脂肪壊死なども相談しておく必要があります。希望どおりの形や大きさになるとは限らず、修正が必要になる場合もあります。[資料:米国形成外科学会(ASPS)]

一律の生着率や「半年で必ず完成」という数字だけで判断せず、評価する時期、予想より変化が少ない場合の選択肢、体重変化を含む長期の経過を担当医に確認します。

座る・働く・移動する予定の立て方

座位や就寝姿勢、圧迫着、仕事、運動、長距離移動について、手術内容に応じた指示を受けます。「何週間も一切座れない」と一律には決めず、許可される姿勢や活動を具体的に聞いてください。術後に息苦しさ、胸痛、意識の異常がある場合は、通常の回復として待たず救急対応を求めます。

費用は手術全体で比較する

見積もりでは、脂肪を採取する範囲、麻酔、施設利用、圧迫着、通院、修正時の費用を分けて確認します。旅行を伴う場合は滞在と帰宅後の診療も含めます。価格だけを理由に手術や代替の注入を選ばず、受けない選択も含めて検討してください。

参考資料と更新内容

2026年9月12日更新:脂肪塞栓と安全体制を中心に再構成し、一律の生着率・回復日数や安易な代替注入の案内を削除しました。 編集部による資料確認であり、医師による監修・診断を示すものではありません。