研究発表 出典:公式サイト 元情報の発表日:

ビタミンCなどと外用トラネキサム酸の組み合わせを研究。摘出皮膚での結果をどう読む?

発信元:第一三共ヘルスケア株式会社

第一三共ヘルスケアが、ビタミンC・L-システインと外用トラネキサム酸の併用研究を発表。摘出皮膚で得られた結果と、人への効果の違いを整理します。

顕微鏡とガラス器具を描いたスキンケア研究のイメージイラスト
*イメージイラスト:実際の人物・製品・施術結果を示すものではありません。

第一三共ヘルスケアは9月18日、ビタミンC・L-システインと、塗布するトラネキサム酸を組み合わせたしみケア研究を発表しました。ヒトから摘出した皮膚を使う実験で、紫外線による皮膚の明度低下を抑える作用を比較したものです。人が製品を飲み、塗って効果を確かめた臨床試験とは異なります。

発表の要点:内側と外側の成分を同時に適用

実験では、皮膚を置いた培地にビタミンCとL-システインを加え、皮膚の表面側にはトラネキサム酸溶液を塗布。UVBを照射して数日間培養した後、画像から明るさの指標であるL*値を測定しました。

同社は、両方を適用した群で、それぞれ単独の群より明度の低下が抑えられたと報告しています。成分を組み合わせた研究の結果であり、特定の市販品の組み合わせを推奨する発表ではありません。

編集部の解説:しみへの効果と実験結果を分けて読む

今回のポイントは、試験の対象が「摘出皮膚」であることです。「内服成分」という表現があっても、人が飲んだときの吸収や代謝を経た結果を直接調べたわけではありません。また、評価したのは紫外線照射後の明度変化で、既にあるしみが何日で薄くなるかを示すものでもありません。

美容の研究ニュースでは、成分名だけでなく、誰を対象に何を測った研究なのかまで見ると、日々のケアに使える情報との距離が分かります。この実験を理由に使用量を増やしたり、複数の製品を自己判断で重ねたりする根拠にはできません。

トラネキサム酸の「塗る」と「飲む」は別の話

この研究のトラネキサム酸は外用です。美容医療で見かけるトラネキサム酸内服治療とは区別して読む必要があります。成分の名前が同じでも、使用方法や目的まで同じとは限りません。今後、人を対象とした検証でどのような結果が得られるかが注目点です。

出典

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